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【作品データベース】さまざまの夜 さまざまのよる

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・84分
菊村到の同名小説を、三村晴彦が脚色、『太陽を抱く女』の番匠義彰が監督した青春もの。撮影は太田喜晴が担当している。

STORY
新庄まゆみ(北林早苗)と三石潔(勝呂誉)は、多くの恋人達と同じように、デートを楽しみ、時には愛を確め合うという、ごく平凡な恋人同士だ。三石は、仏文を専攻する学者肌の青年だが、まゆみの新鮮な肉体に対しては、常に戦闘的、攻撃的であった。そんな三石を、まゆみは潔癖さと、未知への恐れとが入り交った感情で、受け入れることができなかった。三石は、その不満を、年上のユキ子(富永美沙子)によって慰めていた。まゆみの勤めるデザイン研究所の古木の妻、茂登子(南田洋子)は、そんな彼女の考え方を不自然だと忠告した。まゆみは、態度で否定しながらもそんな茂登子の言葉を、心の中で理解していた。やがて、三石とまゆみは、結ばれた。それは、みずみずしく、感動的でさえあった。まゆみの父新庄豊(山形勲)は会社の重役であったが、妻のエイ(沢村貞子)との間は冷め、バーのホステス照美(三ツ矢歌子)を愛人にもっていた。豊には、エイが同郷の男と間違いを起こし、まゆみという子供を生んだのを、許すことができなかったのだ。自分の出生の秘密と、父の情事を知ったまゆみは、房総の海辺に、実父を訪ねたが、そこでまゆみは自分の身体の変調を知った。妊娠したまゆみの最大のショックは、三石とユキ子の関係であった。「三石のように汚れて、私も対等になろう」憎憎しく、三石にそうたたきつけると、みゆきは、夜の街に出た・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
勝呂誉
津川雅彦
山形勲
北林早苗
南田洋子
沢村貞子
- スタッフ -
原作:菊村到
監督:番匠義彰
脚本:三村晴彦
撮影:太田喜晴
音楽:牧野由多可

配給:松竹
Ⓒ1964松竹株式会社

ジャンル:現代劇