映画・アニメの世界

【作品データベース】涙にさよならを なみだにさよならを

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・79分
菊村到の同名小説を光瀬信彦が脚色、前田陽一が監督した青春もの。主演の橋幸夫が歌った「チェッ・チェッ・チェッ‐涙にさよならを‐」が主題歌になっている。

STORY
スポーツカーのセールスマン大畑京一(橋幸夫)は、銀座の洋品店の長男だ。しかし父が後妻を貰ったことで二人の間には深い溝ができ、京一は家業を妹の美苗(香山美子)とその恋人関口(入川保則)に譲り、家をとびだした。そんな京一には、自動車代理店の社長本庄(北竜二)の娘みどり(夏圭子)という恋人がいた。みどりはカメラマニアであった。ある日京一は、スリを働いた老人服部松太郎(藤原釜足)を捕えた。居あわせたみどりは、その現場をカメラにおさめた。松太郎は、かつては自他ともに認めるスリの名人だったが、妻を失って以来やくざな足を洗い、一人娘久美子(倍賞千恵子)を男手一つで育てて来たのだった。京一はそんな松太郎の話に同情し、そのまま松太郎を帰してやった。数日後京一は松太郎の誕生祝いに招待された。だが、ちょうど同じ日みどりが週刊誌のグラビア決定的瞬間に投稿した、スリの現場写真が発表された。これを見た久美子は、父のために買ったバースデーケーキを残して家をとびだした。これを知って責任を感じた京一とみどりは、久美子を探しに後を追った。やがて二人は雪山に向かって悲しみをこらえる、いたいけな久美子の姿を発見した。そんな久美子の冷えきった心にも二人の心からの好意は温かくしみ渡った。やがて京一の世話で久美子はガソリンスタンドで、松太郎はタクシーの運転手として働くことになった。だが、ある日、京一は松太郎がスッた自動車免許証がもとで、観光会社の社長鮫岡(石黒達也)らを中心とする麻薬団に狙われる・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
橋幸夫
倍賞千恵子
夏圭子
香山美子
佐々木功
入川保則
- スタッフ -
原作:菊村到
監督:前田陽一
脚本:光瀬信彦
撮影:竹村博
音楽:小川寛興

配給:松竹
Ⓒ1965松竹株式会社

ジャンル:現代劇