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【作品データベース】ちんころ海女っこ ちんころあまっこ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・83分
富永一朗の原案を最近テレビで活躍の石堂淑朗と前田陽一が共同でシナリオ化、前田陽一が監督したエロティック・コメディー。撮影は小原治夫が担当している。

STORY
東京から数百米離れた太平洋上に、昔は江戸の罪人が流されてきたという為朝島があった。島の観光会長で海流荘という旅館を経営している助徳(南道郎)は、島の海女たちに怪しげな水中レビューをさせて観光客を誘致し、この島を日本のハワイにしたてようとしていた。島の村長(竹田法一)や医者の陣野(山本清)も助徳の計画に賛成し、早速、竜一(加藤正)や伝次(高畑喜三)という村のチンピラが狩りだされ、計画は実行に移された。ところが海女部落の海女たちはこれにこぞって反対し、助徳たちの味方はショウ子(ホキ徳田)一人というありさまだ。ショウ子には、いつの日か助徳が今の女房お種(矢吹寿子)を追い出し、自分が後釜に座るという企みだったのだ。一方ショウ子の妹、お玉(中村晃子)は、温泉の試掘に夢中になっている父、伍作(左ト全)の生計をたすけて海女となって働いていた。この海女部落には昔からのしきたりで、妊婦や月のものの女達は自発的に他火小屋という小屋に入ることになっていた。ある夜、お玉もその仲間入りをした。そんな時ストリップ劇場のスター・ナギ(扇町京子)のセクシーな踊りに興奮した村の青年たちが大挙して他火小屋におしかけてきた。勝気な玉子は青年たちをはねとばして難をのがれた。そんな時、有名な肉体女優春本ます江(春川ますみ)が別荘を買いに来島した。島はにわかに活気づき、ショウ子の発案でストリッパー・ナギらが海中レビューを行うことになった。これが大当りし、島は観光客でふくれあがり、海女たちも海女芸者として観光客にサービスすることになった。やがて島には温泉も噴出し、大観光会社の手で航空路も開拓され、島は大歓楽境と化していった。お玉はそんな島に愛想をつかし、助徳の求婚をふりきって上京する決心をした。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
中村晃子
ホキ徳田
左卜全
扇町京子
南道郎
- スタッフ -
原案:富永一郎
監督:前田陽一
脚本:石堂淑朗
脚本:前田陽一
撮影:小原治夫
音楽:山本直純

配給:松竹
Ⓒ1965松竹株式会社

ジャンル:現代劇