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【作品データベース】異聞猿飛佐助 いぶんさるとびさすけ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分
猿飛佐助を中心に忍者の激突を描くアクション。関ケ原合戦後、徳川・豊臣は対立。信濃路で関ケ原浪人・稲村光秋に会った佐助は、徳川方の総帥・郡山帯刀が豊臣方に寝返ろうとしていることを知る。監督は篠田正浩。霧隠才蔵役に石原慎太郎が特別出演している。

STORY
関ケ原合戦後、徳川と豊臣は対立。乱波、忍者が入り乱れ攻防戦は熾烈を極めていた。徳川方隠密の総帥は郡山帯刀(岡田英次)と高谷左近(丹波哲郎)、豊臣方は是村童之(小沢栄太郎)と野尻鷹之介(佐藤慶)であった。信濃路で関ケ原浪人稲村光秋(戸浦六宏)に会った佐助(高橋幸治)は、光秋が徳川方の総帥郡山帯刀が、豊臣方に寝がえる手引きをしていることを知り、また、両派の忍者が暗躍する諏訪城を無事通過するため、切支丹小林弥四郎(入川保則)を、諏訪奉行久仁玄蕃(穂高稔)に売ったことも聞いた。東餅屋の宿場で捕えられた弥四郎の一行に会った佐助と光秋は、弥四郎を人かげから火のような眼差しで瞶める男甚内と、美しい女お喜和(渡辺美佐子)の姿を見た。宿場で高谷左近一味に襲われながら、諏訪の大畑屋に泊った佐助は、十七、八の娘お美代(吉村実子)に常真寺に来るよう耳うちされた。一方光秋は、佐助の入浴中釘を額にうたれ殺害されていた。宿の騒動をのがれて逃げる途中、佐助はお喜和と再会した。喜和は女間者であった。約束の常真寺に行った佐助は、大阪方の是村重之が、帯刀の行方について、会見を申しこんでいる旨を知った。宿小池屋に戻った佐助は、喜和の惨殺された姿を見た。側に立つ白装束の左近は、佐助に帯刀の身柄を申し受けたいと迫った。だが隙を見てのがれた佐助は、玄蕃の輩下に襲われ、堀川和孝(宮口精二)の屋敷に救け出されていた。かつて東餅屋で見た甚内こそ、和孝であった。そして和孝は、徳川方に味方する玄蕃に反し、家老の身で豊臣方についていた…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高橋幸治
渡辺美佐子
丹波哲郎
吉村実子
岡田英次
- スタッフ -
原作:中田耕治
監督:篠田正浩
脚本:福田善之
撮影:小杉正雄
音楽:武満徹

配給:松竹
©1965松竹株式会社

ジャンル:時代劇