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【作品データベース】望郷と掟 ぼうきょうとおきて

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
野村芳太郎監督・安藤昇主演による“掟“ものシリーズの第3作。密輸と黒い渦巻く国際都市神戸を背景に、男の意地と復讐を描く。密輸組織のために実刑をくらった主人公は、出所後仲間を集めて組織から金塊を強奪する。スリリングなアクションの連続。

STORY
誰も待つ人も、迎える人もいない娑婆へ相良(安藤昇)は二年ぶりで出た。相良はかつて税関の下級職員であったが、ふとしたことから密輸に手を染め、組織の責任を負って獄中にあったのだ。再び神戸にやって来た相良は、彼を売った密輸金塊王、劉(浜田寅彦)と相良の恋人あさみ(楠侑子)を捜した。だが相良は相良の後を劉の命令でつける配下の者に、拉致された。一方、神戸の埠頭では、バラケツ留次(竹脇無我)と崔(砂塚秀夫)の気風の良さに目をつけた劉の配下山根(渥美清)が二人を密輸組織に誘い込んだ。仕事は密輸金塊の運びに時をかせぐ囮であった。その頃、相良はぬけ出して、大胆にも劉の店に顔を出した。だが出て来たのは意外にも変わり果てたあさみであった。あさみは相良と別れてからは劉にしばられ、麻薬で身心ともにもちくずしていた。相良は罠とは知りながら、深夜の遊園地であさみと会った。だがそこへ走って来た車から相良にむけて弾が飛んだ。一味の中に昔の仲間の山根を見つけた相良は、山根を追い、近く金塊の沖取りを劉の手で行なうことを聞いた。その頃長谷川刑事部長(桑山正一)を中心とした県警は、密輸の核心に迫るべく活発な動きを見せていた。相良は計画を練り、劉の金塊を横取りするため、山根を通して留次、崔、榊(殿山泰司)を仲間に加えた。この三人は、密輸にそれぞれの人生をかけていた。留次は、恋人和江(中村晃子)と結婚する夢、崔は韓国へ帰る夢、そして榊は昔のシマに店を出したかった。当日劉一味の取引は成功した。だが劉を裏切った山根の計略で、相良らは金塊を劉一味から奪うことに成功したが・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
安藤昇
竹脇無我
渥美清
殿山泰司
中村晃子
- スタッフ -
監督:野村芳太郎
脚本:井手雅人
撮影:川又昂
音楽:真鍋理一郎

配給:松竹

ジャンル:現代劇