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【作品データベース】侠勇の花道・ドス きょうゆうのはなみち・どす

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・83分
堀内信と高岩肇と桜井義久が共同でシナリオを執筆、松野宏軌が監督したやくざもの。撮影は倉持友一が担当している。

STORY
唐辰組の代貸梅林哲郎(長門勇)は、神崎組代貸新藤(小松方正)に襲われた唐辰組組長(月形龍之介)をかばって、刑務所送りとなった。何年ぶりかで娑婆に出た梅林にとって、かつて梅林が斬ったその場所に、石油試掘の井戸が並び、唐辰組も病床にある初代にかわり二代目昌太郎(田村正和)がとりしきるのを見て、世の移り変わりの激しさに目をみはるのであった。快く梅林を迎えた幹太にかわり昌太郎は、梅林の力を嫉妬して、梅林に冷たい態度であった。しかし梅林は、若い昌太郎が獰猛な秋原(菅原文太)とつきあっていることを秘かに心配していた。数週間後梅林は酌婦お菊(香山美子)の可憐さにひかれ、お菊の父甚作(山本幸栄)の人情味に心がなごんだ。また、初代の石油採掘にかける熱情に心うたれるのだった。その頃秋原は昌太郎をそそのかし、短銃の闇取引で組の資金稼ぎをしていた。縁日の夜、梅林がお菊と一緒の所へ、初代の急変が知らされた。初代は昌太郎の行末と石油採掘の完遂を頼むと息をひきとった。数日後唐辰組は石油採掘の件を打ち切った。昌太郎が希望する観光事業に主力を傾けるためだ。梅林は油田を守るため苦心した。その頃舎弟幹太(佐々木功)が何者かに殺害された。一方昌太郎は、大金をかけた取引きに失敗し、秋原から油田を売るよう誘われた。神崎組の事務所で油田の売約契約を済ませた昌太郎は、神崎組の計略におちて命を断った。秋原は神崎組の回し者だったのだ。甚作から石油が出たことを知らされた梅林は、油田を横取りする神崎組と闘わねばならなかった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
長門勇
田村正和
香山美子
月形龍之介
菅原文太
- スタッフ -
監督:松野宏軌
脚本:高岩肇
脚本:堀内信
脚本:桜井義久
撮影:倉持友一
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1966松竹株式会社

ジャンル:現代劇