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【作品データベース】春一番 はるいちばん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
芝木好子の「女家族」を、芝木好子と桜井義久が共同で脚色、市村泰一が監督した女性ドラマ。

STORY
浜町の割烹旅館花霞の長女露子(桑野みゆき)は、未亡人の民子(高峰三枝子)を助け、看板娘として人の目をひいていた。そんな露子に民子は店をまかせきって、箱根に花の活けこみにゆくことも度々だった。ある日民子の妹良子(千之赫子)の夫狭山(千秋実)が、友人の杉山と吉野らを連れて花霞に来た。その翌日杉山の忘れ物を届けに外務省を訪れた露子は、父と同じ課に勤める杉山の息子治郎(山口崇)に会った。治郎は買い出し姿の露子の姿に魅せられた。この話を聞いた杉山は早速狭山に仲人を依頼した。しかし妻の玉枝(丹阿弥谷津子)は喜びながらも、家柄などが不釣り合いではないかと母親らしい心配をした。お見合いは大成功に終わり、玉枝も露子を一目で気に入った。そんなある日、花霞を篠沢烈(荒木一郎)と名乗る少年が訪れた。露子は烈の父静男(岡田英次)が民子と深い仲であることを知り、深い絶望感にとらわれた。そんな中で治郎は露子との交際をすすめていたが、治郎は露子の心の秘密にふれて、やさしくなぐさめた。露子は治郎の男らしい態度に深く心をうたれた。かつて篠沢は民子と相思相愛であったが両親の反対を受けて結婚出来なかったのだ。そして篠沢の夫婦仲はうまくいってなかった。露子は母の過去を聞いても、母の不貞を許すことができなかった。そんななか玉枝は民子の話をたてに、婚約破棄を申し入れた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
桑野みゆき
高峰三枝子
岩下志麻
倍賞千恵子
笠智衆
香山美子
- スタッフ -
原作:芝木好子
監督:市村泰一
脚本:芝木好子
脚本:桜井義久
撮影:小杉正雄
音楽:小川寛興

配給:松竹
©1966松竹株式会社

ジャンル:現代劇