映画・アニメの世界

【作品データベース】おはなはん 第一部

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・93分
勝気な女・はなが、明治・大正・昭和と時代の波にのまれながら、はつらつと生きていく姿を描いた人気のNHKドラマを映画化した作品。原作は実話にもとづいた小野田勇・林謙一の「おはなはん一代記」で、山田洋次が脚色している。監督は、野村芳太郎。主人公浅尾はなは、岩下志麻が演じている。

STORY
明治36年、おはなはんこと浅尾はな(岩下志麻)は、親友早川紀代(有川由紀)らと共に、松山県立女学校を卒業し、父母の待つ大洲に帰ってきた。ところが、父平造(加藤嘉)から、突然連隊長の仲人で速水中尉(栗塚旭)との縁談が決まっていると知らされ驚いた。しかも明日、速水が来るという。見合結婚では気の乗らないおはなはんは一計を案じ、樫の木の上から速水を迎えた。お転婆ぶりを発揮して破談にしてしまおうというつもりだったが、やって来た速水も破談しに来たというので拍子抜けだった。日露間が怪しくなっているいま、軍人が妻をとることはできない、というのが彼の理由だった。一目で速水に惹かれたおはなはんは、戦争は女も一緒にするものだといって反論した。速水も強情に応酬したが、彼もおはなはんに惹かれ始めていた。そんなある日、早川紀代は早くも結婚した。おはなはんは淋しかった。兵営に速水を訪ねると、速水は喜んで会ってくれた。そして速水の親友尾形中尉(宗方勝巳)を交え、町を楽しく散歩した。そして、尾形がおはなはんを気に入ってしまったことから速水も結婚に乗り気になった。勿論、おはなはんに異論はなかった。こうして二人は式のため、速水の故郷鹿児島に向かった。速水の祖父襄介(花澤徳衛)は他所者に冷たかったがおはなはんの明るい性格には親しみを感じるのだった。式を挙げた後、おはなはんは夫の転属先東京で新婚生活の第一歩を始めることになった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岩下志麻
栗塚旭
小沢昭一
有川由紀
山口崇
渥美清
- スタッフ -
原作:小野田勇
原作:林謙一
監督:野村芳太郎
脚本:山田洋次
撮影:川又昂
音楽:小川寛興

配給:松竹
©1966松竹株式会社

ジャンル:現代劇