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【作品データベース】燃えよ剣 もえよけん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
司馬遼太郎の同名小説を加藤泰が脚色、『坊ちゃん(1966)』市村泰一が監督した時代劇。撮影は『天下の快男児』の酒井忠が担当している。

STORY
土方歳三(栗塚旭)の義兄(北村英三)は日野宿で町道場を開いているが、そこには天然理心流の近藤勇(和崎俊哉)が出稽古に来る。歳三は女には手の早い青年だが剣も強い。それは、喧嘩剣法とも言うべき実戦向きのものだったが、たまたま、甲源一刀流の比留間半造(新宮寺寛)、六車宗伯(上杉高也)、七里研之助(内田良平)が道場破りに来た時七里と相対しこの相手に宿命的なつながりを予感した。世が騒然としている中で、近藤は時流を見つめて読書に耽っていた。一方、歳三は、六所明神の神官下猿渡佐渡守の妹で、夫に死別した佐絵(小林哲子)という高貴な女性と知り合い、深い仲になっていった。だが、彼は乱世においては剣だけが頼りであることを知っている。ある日、歳三が無法にも闇討ちをかけてきた六車を斬ったことから、七里は彼に勝負を申し込んできた。二人の勝負は結着がつかず、ついに、比留間一門と近藤一門の者たちが、河原で激突することになった。この争いで近藤一門は勝ったが、今度も七里と歳三の勝負はつかなかった。 それから五年後--津川八郎(天津敏)が浪士隊を率いて京都に上り、尊王派に寝返ったりして動乱が京洛に渦巻く頃、左絵と別れた歳三は近藤を押し立て、新選組を組織して活躍を始めた。やがて、沖田総司(石倉英彦)からの情報で佐絵が勤王派に属していることを知った歳三は佐絵と再会した。しかし、その時現われたのが七里研之助。再三相対した二人は、またもや結着のつかぬまま別れた。やがて、勤王派の動きが激しくなってくると、新選組は彼らの謀議の場所と時刻をつきとめようとし、佐絵を捕えた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
栗塚旭
和崎俊哉
小林哲子
内田良平
石倉英彦
- スタッフ -
原作:司馬遼太郎
監督:市村泰一
脚色:加藤泰
撮影:酒井忠
音楽:渡辺岳夫

配給:松竹
Ⓒ1966松竹株式会社

ジャンル:時代劇