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【作品データベース】雌が雄を喰い殺す・かまきり めすがおすをくいころす・かまきり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・92分
池田一朗と井上梅次が共同でシナリオを執筆し、井上梅次が監督したミステリー。撮影は新鋭笠川正夫が担当している。

STORY
元華族の血筋をひく京子(岡田茉莉子)が、50歳を越えた軍平(加東大介)と結婚したのも、観光会社の社長軍平がもつ20億の資産にひかれてのことである。だから、軍平が妾に生ませた娘みどり(吉村実子)を引き取ることにも不服は唱えなかったし、ファッションモデルの令子(路加奈子)、バーのマダム雪江(中原早苗)など十数人の妾を持っていることも黙認していた。しかし、みどりもしたたか者で、軍平の秘書山岡(露口茂)と肉体関係を持ちながら財産を狙っていたのだ。ある日、軍平が胃に変調を感じて中条医師(山内明)の診断を受けたが、中条はかつての京子の恋人だったから、京子の指示通り軍平が胃癌であると告げ、偽のレントゲン写真を見せた。ショックを受けた軍平は全部の妾と手を切った。その真相を中条とベッドを共にしながら訊き出したみどりは、京子を問いつめるが、逆に言いくるめられてしまった。そんな時、みどりは彼女の本当の父花山(田中春男)を殺した。軍平の子でないと分かると遺産が貰えなくなるからだ。一方、京子は抜け目なく、みどりの殺人直前の対話をテープにとっておいた。また軍平の方は、癌ノイローゼになりながらも、新しい秘書しのぶ(香山美子)に夢中になっていた。死ぬまでに処女を抱くというのが彼の悲願なのだ。やがてしのぶが一途に思いつめた軍平に身を任せた時、軍平は全財産はしのぶにやると約束した。しかし、しのぶもまた軍平の財産を狙う女だった。ある日、しのぶのマンションでガスが洩れ、軍平は死んだがしのぶは助かった。これはしのぶが生命をかけて仕組んだものだが、誰にも感づかれなかった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岡田茉莉子
吉村実子
加東大介
香山美子
山内明
露口茂
- スタッフ -
監督:井上梅次
脚本:池田一朗
脚本:井上梅次
撮影:笠川正夫
音楽:広瀬健次郎

配給:松竹
Ⓒ1967松竹株式会社

ジャンル:現代劇