映画・アニメの世界

【作品データベース】宇宙大怪獣ギララ うちゅうだいかいじゅうぎらら

作品情報

INTRODUCTION
フィルム巻数・6巻
SF(サイエンス・フィクション)的要素を盛りこんだ、松竹としては初の本格的特撮映画。大船撮影所に特殊ステージを設け、フィルム合成、色彩テストなど慎重な準備をすすめてきていた。演出には、アメリカのエール大学で映画演劇を研究、「恋人よ」、「いたずらの天才」を発表した新鋭二本松嘉瑞があたり、また特撮監督として俊英池田博監督が起用されている。多彩なキャストで描く超娯楽大作。当時最高のSF作家光瀬龍氏が監修にあたるのも大きな話題だった。

STORY
19××年。日本宇宙局FAFCの誘導で火星ロケットを打ち上げた。それはFAFC所長加藤博士(岡田英次)やバーマン博士(フランツ・グルーベル)の努力によるものだったが、佐野機長(和崎俊哉)の下にリーザ(ペギー・ニール)、宮本(柳沢真一)、それに塩田(園井啓介)などのベテランを乗せた宇宙船は、無事月ステーションに到着。しかし、月を離れて間もなく宇宙船は事故を起し、地球に戻った。エンジンに正体不明の発光胞子が付着していたのである。ところが、ある日この発光体が高圧電気や原子エネルギーを栄養源として、巨大な怪獣に成長したため、日本は大騒動になってしまった。怪獣はギララと名づけられ、早速、対策本部がつくられたが、陸、海、空による攻撃にもかかわらずギララは爆破エネルギーを吸収してますます巨大化し、さらに原子エネルギーを求めて都市を破壊していったのである。そしてギララは、次第に東海村の原子力発電所に近づいていった。一方、いかなる兵器もギララに効果はないと知って、宇宙開発局は科学物質を利用することを考えていた。宇宙空間に浮遊するギララニュームという物質が、ギララの細胞を破壊することが分かったのである。すぐさまギララニューム採取のため、佐野は再びリーザや宮本を伴って月に向った。そこを基地にギララニュームを採取した佐野が戻った時、火の玉怪獣と化したギララは、東京で暴れ回っていた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
和崎俊哉
ペギー・二ール
岡田英次
原田糸子
柳沢真一
藤岡弘
- スタッフ -
監督:二本松嘉瑞
脚本:元持栄美
脚本:石田守良
脚本:二本松嘉瑞
撮影:平瀬静雄
音楽:いずみたく

配給:松竹
©1967松竹株式会社

ジャンル:現代劇