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【作品データベース】ゴメスの名はゴメス・流砂 ごめすのなはごめす・りゅうさ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・86分
結城昌治の原作「ゴメスの名はゴメス」を星川清司が脚色し、高橋治が監督したスパイもの。撮影は成島東一郎が担当している。

STORY
石油会社の技師・坂本(仲代達矢)は2年間の砂漠暮らしを終えて帰国の途中、香港にいる山仲間の香取(平幹二朗)を訪ねたが香取はまるで何者かに追われるように姿を消した。不審に思った坂本は彼のアパートを訪ねて香取の知人という混血児の梨花(栗原小巻)、魯奇刑事(中谷一郎)、通信員森垣(芥川比呂志)らに出会ったが、彼らは何故か香取を探すことを揃って反対した。その帰途、坂本は殺人事件に出くわし、被害者は「ゴメスの名は……」と謎の言葉を残して死んだ。翌日、ゴメスと名乗る男から、殺人事件のことは口外無用、と脅しの電話を受けた坂本は、香取と馴染みだというダンサーのヴェラを探した。ヴェラは不在で、坂本は妖しい美女園子(岸田今日子)に誘われて踊った。その夜、ホテルに帰った坂本を待っていたのは見知らぬ男の死体で、坂本の身辺で起る重なる殺人事件に、魯刑事からスパイではないかと疑われた。その翌日、梨花が誘拐され、魯刑事は坂本に、香取が武器密輪に関係したスパイだったと教えられた。ショックを受けた坂本は街をさまよい歩くうち、偶然、梨花に再会したが、その時園子とその連れに捕われ、殴られて失神した。ヴェラというのは園子のことで、密輸の一味だったのだ。失神から目覚めた坂本を救ってくれたのは森垣だったが、森垣は自分がダブルスパイで、香取がそれを見抜いたので射殺してしまったと告白した。坂本の力ではどうにもならない力が、彼らの背後に働いているのだった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
仲代達矢
栗原小巻
芥川比呂志
岸田今日子
平幹二朗
中谷一郎
- スタッフ -
原作:結城昌治
監督:高橋治
脚本:星川清司
撮影:成島東一郎
音楽:佐藤勝

配給:松竹

ジャンル:現代劇