映画・アニメの世界

【作品データベース】夜のひとで よるのひとで

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・87分
植草圭之助がシナリオを執筆し、長谷和夫が監督した女性もの。撮影は平瀬静雄が担当している。

STORY
平凡なデパートガールだった雅子(三田佳子)は京都の素封家柿崎の後妻になった。老人の柿崎は彼女を娘のように愛してくれ、彼の娘千賀子(しめぎしがこ)も彼女を姉のように慕った。雅子は若いが貞淑な妻として平穏に日々を送った。3年後、柿崎が急逝した。雅子は婚約を結んでいた千賀子と堀川(細川俊之)に柿崎家を継いで貰おうと考えていたのだが、ある日堀川から愛を告白された。戸惑いながらも雅子は彼をたしなめたが、堀川の愛は募るばかりだった。それから間もなく茶道教授として上京した雅子は、写真家でプレイボーイの佐伯(高城丈二)と知りあい、その巧妙な口説に一夜をともにした。雅子はその夜初めて女の歓びを知った。それ以来、雅子は佐伯との情事に溺れていった。しかし、雅子の美貌と肉体だけが目的の佐伯は、雅子を騙して外人と寝させるということを平気でやった。そんなとき、堀川は千賀子との婚約を破棄したが、柿崎家の後見人北山(柳永二郎)は、雅子の不行跡を知り、激しく詰問した。雅子は自ら招いた不名誉の責任をとって、やがて柿崎家を去り、東京に向かった。東京のあるクラブでホステスとなった雅子は、別人のように変わっていた。彼女の後を追ってきた堀川は、雅子の変わりように驚いたが、その夜、二人はホテルの一室で抱き合った。雅子にとってそれは真実の愛だった。しかし、そこへ現われた佐伯は堀川に向かって、彼女が幾人もの男と寝ていることを暴露した。絶望に駆られた雅子は無意識のうちに握っていたアイスピックを、無我夢中で佐伯の身体に突きたてていた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
三田佳子
高城丈二
細川俊之
柳永二郎
しめぎしがこ
路加奈子
- スタッフ -
監督:長谷和夫
脚本:植草圭之助
撮影:平瀬静雄
音楽:広瀬健次郎

配給:松竹
Ⓒ1967松竹株式会社

ジャンル:現代劇