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【作品データベース】男なら振りむくな おとこならふりむくな

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
石原慎太郎の原作『人魚と野郎』を、野村芳太郎と永井泰夫が共同でシナリオ化し、野村芳太郎が監督。オートバイ世界選手権の日本予選の会場となる浅間山のレース場に向かった二人の青年が、道に迷って辿り着いた山荘に1人で暮らす、美しい女性に出会う…。恋のきっかけは何でもござれの青春映画!

STORY
世界一のオートライダーを目ざす譲介(橋幸夫)は、三次(田村正和)と堅い友情で結ばれていた。二人はある日、浅間山のオートレース場に練習に向う途中、道に迷って一軒の山荘に助けを求めた。山荘には人魚のように美しい杏子(加賀まりこ)が住んでいて、二人に食事とベッドを与えてくれた。その翌朝、杏子はまだ会ったこともない祖母、藤岡財閥の盟主でもあるやよい(南美江)の危篤の報を受け取った。杏子の恩に報いるため、譲介と三次は彼女を東京の病院に送りとどけてやった。このことがあってから、譲介と杏子は、お互いに愛を感じるようになった。譲介は世界選手権の日本予選のためにオートバイの練習に余念がなかったが突然、愛用していたオートバイが故障を起し、丸焼けになってしまった。譲介の優勝を信じていた整備工場の山角(渥美清)や、その娘の幸江(左時枝)の励ましにもかかわらず、譲介は自分のパテントを売って姿を消してしまった。一方、やよいの死で数億の財産を相続した杏子は、譲介にもう一度オートバイに乗って貰いたく、譲介が手離したパテントを秘かに買っていた。譲介はその頃、先輩のガンさん(小沢昭一)が経営している開拓村で、百姓をやりながら毎日を送っていた。そんな所へ、もう一度車に乗るよう説得するため、杏子と三次が訪ねてきた。だが、譲介は頑として拒み、自分の代わりに三次に乗ってくれと頼むのだった。三次は譲介の決心が堅いことを知ると、予選レースに出場することを決心したが・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
橋幸夫
加賀まりこ
田村正和
左時枝
渥美清
小沢昭一
- スタッフ -
原作:石原慎太郎
監督:野村芳太郎
脚本:野村芳太郎
脚本:永井素夫
撮影:川又昂
音楽:山本直純

配給:松竹
©1967松竹株式会社

ジャンル:現代劇