映画・アニメの世界

【作品データベース】夜明けの二人 よあけのふたり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・101分
日本人がはじめてハワイに進出してから100年の歳月が流れたのを記念して製作された「ハワイ日本人移民百年祭記念映画」。日本青年、橋幸夫と日系三世娘、黛ジュンのロマンスを、ハワイ・南太平洋・日本を結ぶスケールの中で描く恋愛映画。監督は野村芳太郎。

STORY
中野秀夫(橋幸夫)はふぐ料理「はかた」を継ぐべき青年だが、写真に凝って家業には見向きもしなかった。そしてある日、銀座で知り合った日系三世三崎令子(黛ジュン)が忘れられず、いつの日にかの再会を夢見ていた。それから半年。秀夫は写真の先生・冬川(中村大八)に随行して渡米することになった。途中ハワイへ立寄った秀夫たちは歓待を受け、常夏の島の夜を満喫したが、パスポートを紛失して一人残される身となってしまった。そんな秀夫にすっかり同情した村田ひろみ(生田悦子)は仕事を斡旋し励ました。そしてある日、秀夫はひろみに同行して行った美容院で令子にめぐり逢った。秀夫はデートを約束したが、婚約者のいる令子は現われなかった。事情を知らぬ秀夫は心になにか割りきれないものを残しながら、取材の為ひろみ、沢本(竹脇無我)らと島まわりの旅に出た。マウイ島、カウアイ島、そしてハワイ島。彼らの計画した素人のど自慢大会はいたるところで受けた。一方、令子は燃えあがる秀夫への愛をおさえることが出来ず、秀夫の後を追ってハワイ島へやって来た。二人は美しい島の風物の中で恋のとりこになった。秀夫はコナの町で祖父の弟・辰次郎(伴淳三郎)を訪れたが、翌朝目覚めた時にはもう令子の姿はなかった。秀夫が令子に徹也(山口崇)という婚約者がいることを知ったのはホノルルに帰った日だった。しかも徹也が辰次郎の孫であることを知って驚いた。徹也に会った秀夫は、令子への慕情を自ら絶ち切ろうと決心した・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
橋幸夫
黛ジュン
竹脇無我
生田悦子
香山美子
伴淳三郎
- スタッフ -
監督:野村芳太郎
脚本:桜井義久
脚本:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:中村八大

配給:松竹
©1968松竹株式会社

ジャンル:現代劇