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【作品データベース】悪党社員遊侠伝 あくとうしゃいんゆうきょうでん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
田波靖男と新人の長谷部利朗がシナリオを執筆し、市村泰一が監督したサラリーマン・コメディ。撮影は大越千虎が担当している。

STORY
田中五郎(牧伸二)、大平敏(なべおさみ)、円谷由彦(小野ヤスシ)は、日の丸不動産でも悪名高き社員だった。というのは、五郎がホステス斡旋、大平が社内金融、円谷は競輪のノミ屋を副業としていたからだ。折りしも合理化を進めていた会社は、3人を横浜営業所へ左遷してしまった。ところが、そこには悪党社員の模範のような男・杉原(立川談志)がいた。3人は杉原の自慢話に酔わされるとセールス第1日目から、各専門分野に飛び散っていった。五郎はその日、チンピラの嫌がらせを受けている森田百合子(香山美子)を助けた。それから数日後五郎は、ホステス発掘に出撃したサウナ風呂で失神、こともあろうに犬猫病院へかつぎ込まれてしまった。そこで五郎は、百合子に再会した。彼女は病院長の娘だったのだ。恋する人を待った五郎の成績はグングン上がった。ところが病院はメリケン組に立退きを迫られて困っていた。百合子から早速相談を受けた五郎は、分譲マンションのセールス先熱海で松尾(藤村有弘)と契約をしたものの、芸者のお色気攻撃にすっかり降参してしまった。病院の危機を救ったのは、代役を頼まれた円谷だった。折りしも会社は、五つのマンション建設を発表。売上成績優秀者には欧州旅行の報酬をつけ、セールスマンの士気を煽った。五郎はアパートの女主人との契約交渉に精力を傾けたが、女主人の犬を届けに来た百合子に惹かれて、この契約交渉をライバル杉原に譲り、自分は百合子の家にくらがえした。一方、杉原は女主人の欲求不満の解消に成功。めでたく契約を結び、欧州行きの権利を獲得したが・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
牧伸二
なべおさみ
小野ヤスシ
立川談志
香山美子
コント55号
- スタッフ -
監督:市村泰一
脚本:田波靖男
脚本:長谷部利朗
撮影:大越千虎
音楽:小川寛興

配給:松竹
Ⓒ1968松竹株式会社

ジャンル:現代劇