映画・アニメの世界

【作品データベース】新宿そだち しんじゅくそだち

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
成沢昌茂がシナリオを執筆し、長谷和夫が監督した風俗もの。撮影は丸山恵司が担当している。

STORY
夏のある日、島村君枝(松岡きっこ)は国電の中で財布を掏ろうとして失敗し、ヒゲ面の若者鯨井(川津祐介)に捕まってしまった。鯨井にひきずられるまま大久保の旅館に行った君枝は、鯨井に身体を奪われてしまった。つづいてレズビアンバー“オーヅカ”に連れられた君枝はそこの常連である鯨井の情婦よしみ(荒井千津子)や繁子(桜井浩子)、明美(応蘭芳)、たま子(藤田憲子)を紹介された。彼女らは鯨井のボディーアートに陶酔し、彼のとりこになっている女たちだった。ところが、よしみはいつしか鯨井に嫌悪を抱くようになり、“オーヅカ”のバーテン子安(高橋長英)を愛するようになった。よしみは、子安を誘惑するが彼は一向に燃えなかった。子安は喫茶店清月堂社長の半田(金子信雄)に拾われ、可愛がられてホモになってしまったのだ。それから数日、半田はよしみを彼の別荘で開いたハプニングパーティに招待した。そこへ来ていた明美は、レズビアンにふけり、半田は鯨井や子安と組んで、君枝を犯してしまった。その後、よしみと子安は夜の浜辺を歩いた。そこでよしみは子安を口説いたが、半田と奇妙な関係にある彼は、すっきりしなかった。浜辺に一人残されたよしみは、学生風の三人組に襲われた。そんなことがあってよしみは蒸発した。二ヵ月たって帰って来たよしみの肌には、子安が好きなガーベラの花と彼の名前が彫ってあった。子安ははじめてよしみの愛を知った。ガーベラの花と白い肌は、子安を惑わせ、いつしか同棲生活に入っていった。だが子安の働きでは、その生活も長続きしなかった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
荒井千津子
松岡きっこ
藤田憲子
川津祐介
大木英夫
- スタッフ -
監督:長谷和夫
脚本:成沢昌茂
撮影:丸山恵司
音楽:鏑木創

配給:松竹
Ⓒ1968松竹株式会社

ジャンル:現代劇