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【作品データベース】白昼堂々 はくちゅうどうどう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分
会社が倒産し、昔のスリ仲間と再びスリを始めた渡辺勝次。しかし、仲間が次々捕まり始める。勝次はデパートの売り上げ金を奪うという、とてつもない大勝負に出たが…。渥美清、倍賞千恵子出演で、結城昌治の原作(「週刊朝日」所載)を、野村芳太郎が監督した痛快喜劇。

STORY
ワタ勝こと渡辺勝次(渥美清)は、名の通ったスリだった。しかし、敏腕なスリ係の刑事森沢(有島一郎)の説得もあり、堅気になって九州の炭坑で働いていた。ワタ勝はまもなくヤマがつぶれたのを機会に、仲間を集めてスリの集団組織をつくり上げたのだ。ワタ勝は東京のデパートに狙いをつけ、大仕掛けの万引きをやる計画を立てた。東京に向かったワタ勝は、盗品をさばくために昔のスリ仲間銀三(藤岡琢也)を口説いた。銀三は更生してデパートの警備員となり、女房の春子(三原葉子)は小さいながら洋品店を営んでいた。銀三は一人娘桃江(大貫泰子)のためにも、ワタ勝の誘いを断るべきだと思いながら、ついに自分の洋品店で盗品を捌くことになった。知恵者の銀三が仲間に加わったことで、万引集団の成果はうなぎ上りに上昇した。それも高級洋品の布地を一巻ごと万引きするという大掛かりなものだった。東京、大阪、京都、北海道と、ワタ勝たちは全国を仕事場にしていたが、危なくなると九州のボタ山部落へ帰るという具合に、機動的である。デパート側が警備を強化しても、結局はワタ勝たちの素早さにかなわなかった。仲間が捕まると、専門の弁護士坂下(フランキー堺)に処理させるという具合。ある日、絶世の美人スリよし子(倍賞千恵子)が仲間に加わった。スリの鬼ワタ勝も彼女にはぞっこんまいり、見かねた銀三のとりもちでめでたく結婚した。一方、銀三やワタ勝がすっかり足を洗っていたものとばかり思っていた森沢は、万引集団が二人の手になるものと知って烈火の如く憤り、着々と捜査の輪をせばめていた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
渥美清
倍賞千恵子
藤岡琢也
有島一郎
生田悦子
フランキー堺
- スタッフ -
原作:結城昌治
監督:野村芳太郎
脚本:野村芳太郎
脚本:吉田剛
撮影:川又昂
音楽:林光

配給:松竹
©1968松竹株式会社

ジャンル:現代劇