映画・アニメの世界

【作品データベース】恋の乙女川 こいのおとめがわ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・93分
柳井隆雄の原案を彼と桜井義久と石田守良の3人が脚本化し、市村泰一が監督した歌謡もの。撮影は小杉正雄が担当している。

STORY
呉服店東屋の若旦那・吾妻浩一(橋幸夫)には悩みがあった。父親惣太郎(松村達雄)が、多角経営の失敗にも凝りず、愛人の元芸者幾代(田村奈巳)とスナック経営に乗りだしたことや、ゲバ捧を振回し機動隊との闘争に血道をあげる弟竜男(永井秀和)のことだった。それに、身体の弱い義理の妹八重子(尾崎奈々)も心配の一つだった。ある日、浩一は八重子を同行して、東西のれん会が開かれる京都に出かけた。浩一はそこで旧友で、関西財閥白河の令嬢純子(若柳菊)から、売却済の江戸小紋を注文された。困った浩一は、代わりの品を家に届けたが、気に入られず喧嘩別れをする始末だった。それから数ヵ月。純子が、着物の図案を持って浩一の店を訪れた。浩一は、その注文を断りきれず、信州の型彫り職人を尋ねた。八重子と森村(入川保則)との縁談が持ちこまれたのは、その折だった。浩一を慕う八重子は、兄を追って信州に出向いた。しかし、浩一と別荘へ来ていた純子との仲の良い姿を見て、肩を落とすのだった。やがて八重子は京都に一人旅をした。そして、後を追って来た浩一に、はじめて愛の告白をするのだった。浩一は、妹ではなく女としての八重子を感じた。やがて二人は惣太郎に結婚の宣言をした。八重子との結婚が御破算になった森村は、晴れやかな二人の姿を見て、吾妻がスナックを開いた時、担保に入れた東京の権利を貸し与えるのだった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
橋幸夫
尾崎奈々
若柳菊
三浦布美子
黛ジュン
ピンキーとキラーズ
- スタッフ -
監督:市村泰一
脚本:柳井隆雄
脚本:石田守良
脚本:桜井義久
撮影:小杉正雄
音楽:小川寛興

配給:松竹
Ⓒ1968松竹株式会社

ジャンル:現代劇