夜の熱帯魚

公開日：1969年5月17日（土）

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・92分
才賀明と井上梅次がシナリオを執筆し、井上が監督した風俗もの。撮影は丸山恵司が担当している。

STORY
クラブ・エリカのホステス秀子（松岡きっこ）は、マダムの美和（香山美子）と上手くいかなかった。美和が一人前の歌手に育てた榊（広川太一郎）に熱を上げたからである。美和は、二人の仲をさくため、演劇研究生の由香（野川由美子）をスカウトし、秀子を追いだした。やがて由香は売れっ娘になり、榊との関係も深くなっていった。だが美和は激しく嫉妬、週刊誌に投書した。由香は、事の真相を知って復讐を決心。美和のパトロン野々村（見明凡太郎）に、彼女がマネージャーと関係していると密告した。野々村は美和を追放し、その後釜に由香を起用した。順風満帆、やがて由香は野々村の息子俊一（入川保則）やスカウトの権藤の援助を得て、ゴーゴークラブを開店した。そんな時、野々村が突然死んだ。その上、由香は未成年の霧子（奈美悦子）を就業させていたことで営業停止の処分を受けてしまった。霧子は他ならぬ秀子の妹だった。一方、由香を愛する俊一は、父が残した店を安く譲ろうとしていた。しかし、由香は一からやり直す決心をし、マダムになりたがっている秀子に店を譲るのだった。