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【作品データベース】喜劇 女は度胸 きげき おんなはどきょう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
これまで脚本家として日本映画界で数々の傑作を残してきた森﨑東が初監督に挑戦、倍賞美津子と沖山秀子が共演を果たした喜劇ドラマ。独立した個性を持つ家族の面々が巻き起こす大騒動を描く。森﨑東映画には欠かせない清川虹子が母親役で登場する。原案は山田洋次。小さな芝生の庭のある家庭を夢みている主人公は自分の家庭に嫌気をさしていた。そんな時、一人の美しい女性に恋をし、彼女と2人の良い世界を作っていこうと決意する。しかし、兄がつぶやいた言葉で、彼女に対する大きな疑惑を抱くのだった…。

STORY
桃山学(河原崎建三)は自動車修理工で、夜間大学の受験勉強に励んでいた。なぜなら父泰三(花澤徳衛)は怠け者、母ツネ(清川虹子)は働く以外は生きる術を知らない、ダンプカーの運転手をやっている兄勉吉(渥美清)は衝動的な若さを爆発させる動物のように思えたからだった。学はこんな人間の集った桃山家を「家庭」だとは思わなかった。彼は白い柵に囲まれた小さな芝生の庭のある「家庭」を夢みている。そんな学が恋をした。彼女の名前は白川愛子(倍賞美津子)、学は愛子にゲーテの詩集を贈り、二人で別の世界を築いていこうと心に決めた。そんなある日、勉吉が見覚えのある詩集を持って帰って来た。勉吉は酒くさい息で「なんであんないい子がコールガールやってんのかな……」と囁いた。学の疑惑に苦しめられる毎日が始まった。学は連れ込み旅館で問題の女に逢った。その子は愛子ではなかったが、友達からあの本を借りたという。学はホッとしたものの、恋人の仲間にこんな女がいるかと思うと気が狂わんばかりだった。学の苦しみを見て泰三は愛子の友人笑子に会った。そしてこの事により勉吉は泰三と大喧嘩し、学も笑子とつき合っている愛子と絶交してしまった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
倍賞美津子
沖山秀子
河原崎建三
清川虹子
有島一郎
渥美清
- スタッフ -
原案:山田洋次
監督:森﨑東
脚本:大西信行
脚本:森﨑東
撮影:高羽哲夫
音楽:山本直純

配給:松竹
©1969松竹株式会社

ジャンル:現代劇