映画・アニメの世界

【作品データベース】姿三四郎 すがたさんしろう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
早撮りの名手、渡辺邦男が、実に7年ぶりに監督・脚本を手がけた作品。描くのは、日本男子の原型・姿三四郎。脚本・監督撮影は西前弘が担当している。


STORY
明治16年、柔道が世人の注目を浴び出したころ、矢野正五郎(高橋幸治)は隆冒寺に紘道館を構え、従来の柔術に新理論を加え、その地位を高めようと意欲を燃やしていた。ある夜、正五郎は折あらば粉砕の野望を抱いていた門馬一味に襲われた。その現場に車夫として居合わせた姿三四郎(竹脇無我)は、毅然とした正五郎の態度に惚れ込み、紘道館へ入門した。三四郎の柔術への情熱は異常なほどであった。正五郎はそんな姿をみるにつけ人間としてのあり方を教えるのだが、三四郎は恩師の言葉に反撥して、寺の蓮池にとびこんでしまった。一本の杭に身を任せ、一昼夜水の中で過した三四郎はやがて心眼を開いた。心業ともに一体になった三四郎は警視庁武術大会に出場した。対戦者は柔術界の雄、村井半助(堀雄二)であった。三四郎は得意の山嵐で見事に勝つが、負けて勝者を讃える村井の人格と、その娘早乙美(尾崎奈々)の純愛に挟まれ、苦悩した。そんな三四郎を打倒しようと待ち構えていたのは村井の高弟、桧垣源之助(高城丈二)であった。勝利のためには手段を選ばぬ桧垣は、姿を憎悪し、さらに早乙美との恋をも賭けてその決闘の日を窺っていた。そして、右京ケ原に、宿命の対決をむかえた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
竹脇無我
高橋幸治
尾崎奈々
森次浩司
高城丈二
堀雄二
- スタッフ -
原作:富田常雄
監督:渡辺邦男
脚本:渡辺邦男
撮影:西前弘
音楽:牧野由多可

配給:松竹
Ⓒ1970松竹株式会社

ジャンル:現代劇