映画・アニメの世界

【作品データベース】コント55号とミーコの絶体絶命 こんとごじゅうごごうとみーこのぜったいぜつめい

作品情報

INTRODUCTION
フィルム巻数・6巻
野村芳太郎監督とコント55号のコンビによる6作目。湘南市役所“なんでもやる課”に務める次郎と金作の兄弟。金作は美しい秀子に恋をしていたが、そうとは知らない兄貴も彼女に一目惚れ。秀子の窮地に立ち上がる兄弟が珍騒動を巻き起こす。笑いの真髄を極めたコメディ映画。ミーコとは、由美かおるのこと。

STORY
坂本次郎(坂上二郎)・金作(萩本欽一)の兄弟は湘南市役所なんでもやる課勤務である。父は戦死、母は台風で死亡。その時次郎は16歳、金作は8歳であった。次郎は金作の手をひいて上京、苦労の末金作を大学にやった。次郎は、世の中は金だという信念を持っているだけにケチである。従って女には縁がない。一方、金作はなかなかのプレイボーイで、ある日新宿のゴーゴーバーで県会議員の妾腹の娘・田所桃代(太地喜和子)と知り合った。翌日、金作は市役所の亀山助役(花澤徳衛)に呼ばれた。桃代が結婚したいというのだ。助役や沼田課長(財津一郎)は、自分たちの昇進のチャンスとばかりこの結婚を急がせた。15年勤務の次郎を通り越して金作は係長に抜擢された。金作はふとしたキッカケで知りあった中川秀子(由美かおる)という、病身の母と妹のために昼間はガソリン・スタンド、夜はゴーゴーバーで働きながら家計を切りまわしている溌刺とした心根の優しい娘にすっかり心を奪われてしまった。ある日次郎は胃に激痛を感じた。そして、勝手に癌だと思い込んだ。金作も、他人のことを話している医師の言葉を聞き違え、兄は癌だと錯覚してしまった。その日から金作は一生懸命兄につくした。次郎は余命いくばくもない人生を楽しもうと五百万円の預金を解約した。そんなある日、次郎は、ポケットに石をつめ込んで海に身を投じたが勤め帰りの秀子に助けられた。気がついた時は病院のベットの上で、秀子が母の手術代に困っていることを知り金をだそうとしたが、三百万円余りの大金は自殺行の時、波にさらわれてしまっていた・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
萩本欽一
坂上二郎
由美かおる
花沢徳衛
太地喜和子
財津一郎
- スタッフ -
監督:野村芳太郎
脚本:野村芳太郎
脚本:山根成之
脚本:大西信行
撮影:川又昂
音楽:中村八大

配給:松竹
©1971松竹株式会社

ジャンル:現代劇