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【作品データベース】喜劇・頑張らなくっちゃ! きげき・がんばらなくっちゃ!

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
独身の万年平巡査を主人公にして、現代の大都会に棲息する人々の生態を、哀感と笑いで綴るストーリー。井手雅人の原作から下飯坂菊馬と井手自身が脚本を書き、瀬川昌治が監督した。撮影は丸山恵司が担当している。

STORY
上野署に勤務する山崎巡査(フランキー堺)は33歳になるが、東北の田舎育ちのせいか、東京のテンポにあわず、今だに平巡査で結婚もできないでいる。しかも婦人警官をしている妹の弘子(倍賞千恵子)は上野署の巡査部長原田(財津一郎)と結婚しているため、義弟の新婚家庭に居候をさせてもらっているのだからしまらない。ある非番の夜、陸橋の上で赤ん坊を抱いている女の子(川口マサミ)と知り合った。話してみると、山崎の受持ちの区域の住人だとわかるが、彼が警官だと知ると女の子はそそくさと立ち去ってしまう。数日後、戸籍調べ中、先日の女の子と会い、彼女の名はナオミ、年齢は19歳、3ヶ月の赤ん坊と、老母きん(賀原夏子)とで暮していることが判明した。山崎は、きんから、赤ん坊の父の名がわかったから探してくれと頼まれ、大山巌(石橋蓮司)を探しに出かけた。一方、ナオミには父親についていえない訳があった。大山は「自分は赤軍派のリーダーで、銀行の500万円強奪事件の主犯だ。これから地下に潜る」といって身重のナオミを残して消えたからだ。思い余ったきんは道端に赤ん坊を捨てた。大都会を行きかう人は、無防備な赤ん坊を見ても手を出そうともしない。ナオミは山崎のところにとんできて事情を話した。数時間後、赤ん坊は通りかかったヒッピーに拾われ、無事ナオミの手にもどった。やがて大山は銀行強盗の容疑者として逮捕された・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
フランキー堺
倍賞千恵子
賀原夏子
ビーバー
西村晃
太宰久雄
- スタッフ -
原作:井手雅人
監督:瀬川昌治
脚本:井手雅人
脚本:下飯坂菊馬
撮影:丸山恵司
音楽:いずみたく

配給:松竹
Ⓒ1971松竹株式会社

ジャンル:現代劇