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【作品データベース】喜劇・女売り出します きげき・おんなうりだします

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・89分
「新宿芸能社」を舞台にした、藤原審爾原作の「女」シリーズ第3作。脚本は『女番長ブルース 牝蜂の挑戦』の掛札昌裕と『生まれかわった為五郎』の吉川憲一。監督森﨑東。撮影も同作の吉川憲一が、それぞれ担当。

STORY
「あたいがスリだってさあ調べて」と威勢のいい啖呵と共に裸になったちゃりんこ浮子(夏純子)が、ストリッパー斜旋業「新宿芸能社」の金沢(森繁久彌)、竜子(市原悦子)、踊り子鳥子(瞳麗子)、タマ子(中川加奈)たちのおトソ気分をフッ飛ばした。浮子に満員電車の中で、財布をスラれた金沢が、デパートで彼女を見つけ「芸能社」に連れてきたのである。最初は威勢のよかった浮子も、金沢と竜子に親身になって説教されると涙を流して更生を誓い、「新宿芸能社」に住み込んだうえ、手先の器用なことから手品ストリップを考えつき、人気はうなぎ上りとなった。ある日、浮子の父親で前科十七犯のスリの親分浅草の銀作(西村晃)の身内で左ききの武(米倉斉加年)が、浮子を連れ戻しにきた。父親のいいつけとあって仕方なく浮子は帰っていった。その途中、無意識でスッてしまった女の財布の中に、母親が田舎で仕送りを待っているという内容の手紙があり、心をいためた浮子は、財布を元の女のところに帰したいと武に相談する。しぶしぶ一肌脱ぐことになった武が訪ねあてた女朝子(岡本茉莉)は、身体を売って仕送りをしている健気な女だった。事情を知った武と浮子は、体を張ってヤクザから朝子を救いだし「新宿芸能社」で働けるようにしてやる。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
森繁久彌
市原悦子
夏純子
中川加奈
米倉斉加年
小沢昭一
- スタッフ -
原作:藤原審爾
監督:森﨑東
脚本:掛札昌裕
脚本:森﨑東
撮影:吉川憲一

配給:松竹
Ⓒ1972松竹株式会社

ジャンル:現代劇