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【作品データベース】女生きてます・盛り場渡り鳥 おんないきてます・さかりばわたりどり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・88分
女シリーズ4作目。お座敷ストリップ斡旋屋「新宿芸能社」に出入りする、下積みの生活の中で、ひたむきに生きる女と男たちの愛を暖かく描いたストーリー。脚本は掛札昌裕、監督は脚本も執筆している森﨑東、撮影を吉川憲一がそれぞれ担当している。

STORY
新宿の裏町にある金沢(森繁久彌)と女房の竜子(中村メイコ)が経営する「新宿芸能社」。川上初子(川崎あかね)、またの名をいただき初子は手くせが悪く、おまけに男性とイザ本番となるとジンマシンを出す癖がある。その初子が金沢のへソクリ7万円を持ち逃げしてしまった。被害甚大の金沢は、初子の根城である、バタヤ部落の飲み屋「おたふく」まで追いかけていく。勇んで乗り込んだ金沢であるが初子は近所の子供達の世話をする評判のよい女であり、いささか拍子抜けする。その時、ドモリの善伍(山崎努)と別れた女房との子供・和技(内海和子)をめぐる争いに金沢は捲き込まれ、負傷してしまう。その夜、金沢が傷の手当を受けて帰ってみると、昼間の和技を連れた初子が芸能社に舞い戻っていた。だが、初子の芸能社生活も色気狂いの母親富子(春川ますみ)がやって来て、ぶち砕されてしまう。途方に暮れる初子を救ってくれたのは、彼女に惚れているドジな痴漢だった受験浪人の尊臣(なべおさみ)だった。彼は初子を尊臣の母が経営する連れ込みホテルに働かせる。が、今度は善伍をものにしようとする富子が和技を善伍に返すと強引に連れて行った。ションボリした初子を尊臣がなぐさめようと布団に招き入れた途端初子の持病のジンマシンが出て大騒ぎになり、ホテルを首になってしまった。初子はバタ屋部落に戻り、追いかけて来た尊臣と、竜子のために善伍の家から追い出された辰五郎(藤原釜足)と一緒に住むことにする。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
森繁久彌
川崎あかね
中村メイコ
春川ますみ
なべおさみ
山崎努
- スタッフ -
原作:藤原審爾
監督:森﨑東
脚本:掛札昌裕
脚本:森﨑東
撮影:吉川憲一
音楽:山本直純

配給:松竹
Ⓒ1972松竹株式会社

ジャンル:現代劇