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【作品データベース】快感旅行 かいかんりょこう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分
旅行シリーズ11作目。金沢を舞台に、俳句狂の専務車掌が捲き起こす恋愛騒動を、金沢の美しい景観をバックにコミカルに描いたストーリー。脚本は下飯坂菊馬と監督も相当している瀬川昌治、撮影を丸山恵司が担当している。

STORY
坂本大作(フランキー堺)は金沢車掌区勤務で上野ー金沢間を走る急行列車の専務車掌。弟で列車ボーイをしている健介(森田健作)にはかおる(岩崎和子)という恋人がいるのに、大作は35歳になってもまだ独身。だが、生まれて初めて彼は惚れられた。上野の食堂のウェイトレス光子(倍賞美津子)である。だが、グラマーで積極的な彼女は抒情趣味で俳句をやる大作には合わない。ある日、大作は車中の親切が縁で知り合った金沢の旅館・加賀屋の女主人都(ミヤコ蝶々)の招待を受け、加賀屋におもむいた。ところが大作は都の娘で40代の未亡人信乃(森明子)の婿にされると勘違いして突び出した。その帰途、句会の同人で清楚な美人・千代(光本幸子)に出会い、話してみると、千代は都の娘で今日の婿になる話の相手は千代だったのである、以来、二人は度度デートを重ねるようになった。初めての遠出のデート。二人が列車に乗ったところ、食堂車には何と光子が働いているではないか。光子は大作を追いかけて来ていたのである。光子のイヤガラセで、大作はデートもできなくなってしまった。千代には上野の博物館で考古学を研究している藤田(藤巻潤)という恋人がいた。仕事一途の彼と婿を取らねばならぬ自分。千代は藤田と最後の相談をしに東京へ出た。一方、健介の画策で光子は大作の自宅の二階を借り、さらに光子の父が、光子と大作が結婚すると思い、金沢まで出て来てしまった。頭に来た大作は、再度加賀屋から来た養子の口に乗り、旅館で猛特訓を受ける。ところが、女中として光子が旅館にまで押しかけて来た。夜。大作が寝ていると突然、千代が布団の中に滑り込んできた……。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
フランキー堺
伴淳三郎
倍賞美津子
ミヤコ蝶々
光本幸子
藤巻潤
- スタッフ -
監督:瀬川昌治
脚本:下飯坂菊馬
脚本:瀬川昌治
撮影:丸山恵司
音楽:大森盛太郎

配給:松竹
Ⓒ1972松竹株式会社

ジャンル:現代劇