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【作品データベース】必殺仕掛人 梅安蟻地獄 ひっさつしかけにん・ばいあんありじごく

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・91分
池波正太郎原作、映画「必殺仕掛人」シリーズ第2弾。依頼人の恨みを晴らす殺し屋“仕掛人”を描くサスペンス時代劇。今作から仕掛人・藤枝梅安を緒形拳が演じる。林与一、山村聰が緒形とともに仕掛人の真打ちとして出演。監督は渡邊祐介。

STORY
鍼医者・梅安(緒形拳)は、ある夜、一人の浪人に本道医師・宗伯(小池朝雄)と間違えられて襲われた。人違いと知ったその浪人は闇に消えた。数日後、梅安は仕掛の元締・半右衛門(山村聡)から伊豆屋長兵衛(佐藤慶)の暗殺を頼まれた。伊豆屋は5年前に江戸に来て以来、急速に財をなしており、その私生活は謎につつまれていた。ある日、梅安は伊豆屋と宗伯が密会しているのを張り込んでいたところ、先日の浪人も宗伯を見張っていた。浪人は小杉十五郎(林与一)と名乗り、薄幸な女郎お仲(津田京子)の母を犯し自殺に追いやった宗伯を狙っていたのだった。やがて調査で宗伯と伊豆屋の過去が判明した。伊豆屋は紀州家の侍であったが、藩内部の政権争いで、二人の家老のために宗伯から毒薬を手に入れ、藩主を秘かに毒殺したのだった。以後、侍を捨てた伊豆屋は、家老から金を強請っていたのだった。伊豆屋の仕掛を依頼したのもその家老だった。一方自分たちが狙われていると察知した伊豆屋は、宗伯を甲府へ逃がし、他の仕掛人に梅安、小杉の殺しを依頼した。梅安の家に罠が仕掛けられた。帰って来た梅安と小杉に襲いかかる殺し屋たち。それは一度入ったら抜けられぬ蟻地獄だった。危機に立つ二人だったが、かけつけてきた半右衛門の助けでどうやら助かった。殺し屋の一人から宗伯の居場所を聞き出した小杉は、すぐ後を追い、斬った。祭りの夜、やぐらの上で銭まきをしていた伊豆屋が転落した。騒ぎをよそに、面を被った梅安が、くわえた針を納め、人ごみを離れた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
緒形拳
山村聡
林与一
松尾嘉代
- スタッフ -
原作:池波正太郎
監督:渡辺祐介
脚本:宮川一郎
脚本:渡辺祐介
撮影:小杉正雄
音楽:鏑木創

配給:松竹
©1973松竹株式会社

ジャンル:時代劇