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【作品データベース】ダメおやじ だめおやじ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・87分
何をやってもダメな男で万年平サラリーマン・通称ダメおやじと、夫の出世を願女のエゴからのシゴキにかかる妻・通称オニババとその子供タコ坊が巻き起こす爆笑ドラマで、当時の世相を巧みにすくいあげた傑作喜劇。古谷三敏の人気マンガ(当時「少年サンデー」連載)原作を主演に三波伸介を得て、監督野村芳太郎が、脚本と自身とジェームズ三木で、撮影川又昴で描いた意欲作。当時「びっくりしたナァ、もう!」のギャグで一世を風靡した三波伸介がダメおやじを好演!

STORY
桃栗不動産の若きホープ雨野大助(三波伸介)と短大出の才媛本田冬子(倍賞美津子)がめでたく結婚した。それから10年。万年平社員の大助は今だに2DKの団地住いだが、冬子と7歳になるタコ坊(佐野伸寿)との3人暮しに満足していた。そんなある日、冬子は大学時代の後輩・由美子(吉田日出子)の夫・南村(小山田宗徳)が課長に昇進したためショックを受けた。大助と南村は、同じ会社の同期だったのである。冬子は、母の豊子(浅香光代)と二人で大助をなじり、課長になるように、と発破をかける。しかし、大助は相変わらずマイペース。そんなある日、大助はひょんな事から、同じ課の美人社員・すみれ(新藤恵美)のマンションを南村が訪ねるのに出会った。数日後、大助は夜遅く、南村に呼びだされた。南村はすみれのマンションにいて帰りが遅くなったので、大助と飲んでいたことにしてくれ、と頼んだ。承知した大助は、由美子の前で酒に酔った演技をするが、演技過剰すぎて由美子はあきれ顔。翌日、由美子は冬子を呼び出し、大助のことを報告し、大助を係長に推薦するのは無理、と冷たく言いはなつ。オニババと化した冬子は、大助に対して猛烈な特訓を展開した。今のままでも楽しければ良いと思う大助だったが、妻や子供のために宅地建物取引主任者試験を受けると宣言。だが、毎日の特訓に大助は疲労困憊、ダウンしてしまった。そんな大助をすみれは優しく労わり、彼女のマンションに招待した。その時、突然由美子が部屋に入って来た。彼女は夫の浮気に感づき、押し入ったのだったが、大助を見て困惑顔。いよいよ試験日。奮闘努力のかいもなく、大助は答案用紙がオニババに見え、試験場を逃げ出してしまった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
三波伸介
小山田宗徳
倍賞美津子
新藤恵美
- スタッフ -
原作:古谷三敏
監督:野村芳太郎
脚本:ジェームス三木
脚本:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:青山八郎

配給:松竹
©1973松竹株式会社

ジャンル:現代劇