映画・アニメの世界

【作品データベース】にっぽん美女物語 にっぽんびじょものがたり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・89分
美人四姉妹で評判の割烹を舞台に、容姿・性質ともにほかの姉妹と一味違う次女が捲き起こす騒動を描いたストーリー。脚本は下飯坂菊馬、監督は脚本も執筆している渡辺祐介、撮影を小杉正雄がそれぞれ担当している。

STORY
東京は神楽坂、毘沙門天近くに割烹「駒蝶」という小料理屋がある。ここの女主人むつ(ミヤコ蝶々)は、十数年前に夫に先立たれ、女手一つで四人の娘を育てた女傑である。長女鯛子(鳥居恵子)24歳、次女ひらめ(研なおこ)21歳、三女鮎子(早瀬久美)20歳、四女さより(秋谷暢子)16歳。いずれも美人で、お客たちの人気者になっている。また、数十年もの間、この店で板前をしている仁吉(佐野浅夫)が彼女たちの親父代わりになっていて、作る料理も天下一品である。四姉妹の中で次女のひらめだけは、顔かたちといい、性格といい、チョッピリ異質の存在だった。そして、このひらめがいる限り何かと問題がおこるのだ。例えば、鯛子と新興会社の青年社長鮒村大介(三遊亭小円遊)の結婚話が進み、その結納の時、ひらめは隣の部屋で二人の悪口を平気で言ったり、鮎子に一目惚れした商社マンの蛯沢勝男(湯原昌幸)が、上司にお見合いを頼むと、その席上に間違えて現われたのがひらめだった。また、さよりのボーイ・フレンドの木村(蔵忠芳)は実は、ひらめに結婚のプロポーズをするためにさよりをおとりにしていたため、ひらめは大迷惑。そんなある日、ひらめは店で勘定を踏み倒そうとして捕まり、代償として板前の見習をすることになった純平(秋野太作)に、なぜか心ひかれるものがあった。時は流れて……。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
研ナオコ
ミヤコ蝶々
鳥居恵子
早瀬久美
津坂匡章
- スタッフ -
監督:渡辺祐介
脚本:渡辺祐介
脚本:下飯坂菊馬
撮影:小杉正雄

配給:松竹
Ⓒ1974松竹株式会社

ジャンル:現代劇