映画・アニメの世界

【作品データベース】港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ みなとのよーこ・よこはま・よこすか

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・86分
同名のヒット曲を原案にして、横浜・横須賀を渡り歩く姉・ヨーコに母の死を告げるべく捜し廻る妹を描いたストーリー。脚本は南部英夫、監督は脚本も執筆している山根成之、撮影を竹村博がそれぞれ担当している。

STORY
中条さとみ(早乙女愛)は、家出して行方不明の姉・ヨーコを捜しに鹿児島から横浜にやって来た。母に死なれた今、さとみにとってヨーコはただ一人の肉親である。ヨーコは半年前まで確かに横浜にいたということ以外は、何の足どりもつかめなかった。さとみは幼友達の井上吾郎(谷隼人)を呼びだした。だが吾郎は、「姉さんを捜すのをやめて鹿児島に帰んな」と冷たく突きはなした。幾日も幾日もヨーコの噂を追って探し歩いていたさとみは、ある日、ゴーゴークラブ“カナバル”の経営者・早瀬由香(松坂慶子)とマネージャーの松永誠一(森次晃嗣)の乗る車に轢ねられた。由香はさとみを自分のマンションに連れ帰った。数日後、“カナバル”に松葉杖の女・久保木紀子(多岐川裕美)がやって来た。彼女はゴーゴーグループ“木牧会”のリーダーなのだが、昨年のゴーゴー大会で、由香の推すヨーコに負けたため紀子に大金を賭けていた男に刺されたのだった。そこで紀子は、今年は由香に復讐すべく橋爪マリ(原田美枝子)を育てた。一方、由香は、さとみにヨーコ捜しの協力を約束する条件で、ゴーゴーダンサーになることを納得させた。さとみはメキメキ上達し、ゴーゴー大会でマリを破った。その夜マリは逗子の海岸で自殺した。ヨーコを捜している者がもう一人いた。ヨーコをバーテン殺しの容疑で追っている刑事の高野明(地井武男)である。やがて踊りに対して情熱を失ったさとみは、横須賀に行った。大衆食堂、キャバレー、ゲームコーナー……ヨーコの行方はいまだにわからない。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
早乙女愛
松坂慶子
多岐川裕美
谷隼人
- スタッフ -
原案:阿木燿子
監督:山根成之
脚本:山根成之
脚本:南部英夫
撮影:竹村博
音楽:宇崎竜童

配給:松竹
Ⓒ1975松竹株式会社

ジャンル:現代劇