映画・アニメの世界

【作品データベース】季節風 きせつふう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・89分
田舎から単身上京しモデルに憧れたり、働くことの厳しさに直面、先輩の死に遭遇するなど、さまざまな体験を経て大人への旅立ちをはじめる青年を描いたストーリー。脚本は長野洋、監督は斎藤耕一、撮影を坂本典隆がそれぞれ担当している。

STORY
高村慎次(野口五郎)は今年もまた大学受験に失敗。ガックリして故郷に帰って来た。慎次が初めてトップ・モデルの圭子(宇佐美恵子)に会ったのは故郷の海辺だった。彼の父はすでに他界しており、母と腹違いの兄夫婦と暮らしていた。大学受験をすすめる兄と喧嘩し、バイクで飛び出た慎次は、東京へ帰る途中の圭子の車とぶつかりそうになる。そして、自分も東京へいっしょに連れて行ってくれとたのみ、東京へ向った。慎次は東京で、少年時代から親しかった先輩の山本健(田中邦衛)、美紀(大竹しのぶ)兄妹のアパートにころがり込む。しかし二人の生活はかなり苦しく健は失業中、美紀は昼夜働きどおしであった。慎次は自分も働くことを決意し、健と二人で職を探し、運よく健も慎次も仕事がみつかり、彼はスナックのボーイ。数日がすぎ、座興でギターを片手に歌っている慎次の前に圭子が現われ、彼に別れの歌を作ってくれとたのむのであった。歌ができた日に、健が倒れ骨肉腫と診断される。一刻も早く入院しなければならなかった。慎次は金を借りようと圭子のところへ行く。しかし、そこで彼は圭子のパトロン・松本(中村敦夫)を目撃、いそいでその場を立ち去った。病気の健は故郷の海が見たいと言い、美紀と三人で故郷へ向う慎次。故郷で彼は意外な人と出会った・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
野口五郎
宇佐美恵子
田中邦衛
大竹しのぶ
- スタッフ -
監督:斎藤耕一
脚本:長野洋
撮影:坂本典隆
音楽:東海林修

配給:松竹
Ⓒ1977松竹株式会社

ジャンル:現代劇