映画・アニメの世界

【作品データベース】幸福の黄色いハンカチ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・108分
ドーンの作詞・作曲したフォーク・ソングとしても親しまれている、ピート・ハミル原作の映画化。刑期を終えた男が妻のもとへと向かう高倉健主演のロードムービー。失恋のショックで仕事を辞め北海道へドライブの旅に出た欣也は、同じ失恋で傷ついた朱美と炭鉱夫を名乗る勇作と知り合い、3人で旅をする。だが、勇作にはある秘密があった。第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにしている。

STORY
模範囚として六年の刑期を終えた男が、行きずりの若者二人と共に、妻のもとへ向う姿を描く。あざやかな緑の根釧原野を欽也(武田鉄矢)の赤い車は、ラジオの軽快なリズムに合わせて、ひた走っていた。網走の駅前で、一人でふらりと旅に出た朱実(桃井かおり)と知り合う。朱実は列車食堂の売り子で、同僚から誤解を受けて、やけくそになって旅に出たのだった。朱実は欽也の車に乗せてもらったものの、海岸で不意に欽也からキスを求められて、車から飛び出した。逃げ出した朱実をかばい、鋭い目付で欽也を睨んだ男、それが島勇作(高倉健)であった。欽也は啖呵を切った行きがかり上、勇作に挑むが、軽くあしらわれてしまう。そんなことがきっかけで、三人の旅は始まった。欽也が勇作に行く先を尋ねると、「夕張」と答えるだけだった。大雪山が見える狩勝峠で、強盗犯人が逃亡したことから一斉検問が行なわれていた。欽也は免許証を見せるだけで済んだが、警官は勇作を不審に思い質問すると、一昨日刑期を終え、網走刑務所を出所したと彼は答えた。朱実と欽也は驚きのあまり、語る言葉もなかった。三人はパトカーで連行されるが、何もなく富良野署から釈放される。走る車の中で勇作は重い口を開いて、朱実と欽也に過去を語り出した。勇作は6年間、刑務所で過ごしたが、光枝(倍賞千恵子)の面影は、勇作の心から離れなかった。刑期を終える直前、勇作は光枝に手紙を書いた。「俺は、お前が良い男と再婚して、幸せになっていることを望んでいる。この手紙がつく頃、俺は夕張に行くが、もしも、お前が今でも独りで暮しているなら、庭先の鯉のぼりの竿の先に黄色いハンカチをつけておいてくれ。そのハンカチを見たら俺は家に帰る。でもハンカチがなかったら、俺はそのまま夕張を去っていく」と。車は赤平、歌志内、砂川を過ぎて一直線に夕張に向かった・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高倉健
倍賞千恵子
武田鉄矢
桃井かおり
- スタッフ -
原作:ピート・ハミル
監督:山田洋次
脚本:山田洋次
脚本:朝間義隆
撮影:高羽哲夫
音楽:佐藤勝

配給:松竹
©1977松竹株式会社

ジャンル:現代劇