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【作品データベース】闇の狩人 やみのかりゅうど

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・137分
金権政治が蔓延った徳川十代将軍家治の世、江戸の総元締を狙い、次々と悪人狩りをを引き受ける五名清右衛門の率いる“闇の狩人”の姿を描く。池波正太郎の同名の原作の映画化。五社英雄演出の凄まじい大殺陣で圧倒する時代劇巨篇!

STORY
徳川十代将軍家治の世、首席老中田沼意次(丹波哲郎)が幕政をあやつり、後に田沼時代と呼ばれる金権汚職の世をつくりあげていた。そして、江戸市民生活の裏面には、金で殺しを請負う闇の狩人という組織があった。天明四年冬、浪人谷川弥太郎(原田芳雄)は河津の弥市(梅宮辰夫)の手引きで、白金の徳蔵(スマイリー小原)を斬った。闇の稼業の一方の旗頭、五名清右衛門(仲代達矢)が競い合う徳蔵を消す仕掛けであった。弥太郎は、五名の代貸を勤める弥市に、谷川に落ち過去の記憶を失って彷徨っていたのを助けられ、谷川弥太郎と名づけられたのだ。その仕掛け以後、五名は弥太郎を片腕として雇い入れた。ある夜、五名と勢力を争う芝の元締治平(大滝秀治)の誘いに乗った弥市は、五名を亡きものにしようと企み、五名の女、おもん(岸惠子)を手ごめにするが、その現場を看破られ、闇の掟通り殺されてしまう。おもんも川に沈められる筈だったが、隙を見て舟を漕ぐ寅松(成田三樹夫)を殺して逃げる。がその現場を見た嘉助(藤田まこと)に強請られ、その女になり下がる。そして治平は弥太郎によって斬られてしまう。五名は、元北前藩家老の下国左門(千葉真一)から、お家再興を願う蛎崎将監、筧軍兵衛らを亡き者にする仕掛けを請負い、弥太郎にその仕事を命じた。弥太郎は相手を次々と斬り倒すが、目指す二人を取逃してしまう。隠れ家でかえり血を清めている弥太郎に、治平の女お蓮(松尾嘉代)が恨みを晴らそうと斬りかかり、弥太郎は深傷を負う。別の隠れ家に運ばれた弥太郎の手当をする五名の囲い女おりは(いしだあゆみ)は、弥太郎の顔を見て驚く。行方しれずの夫平三郎だったからだ・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
仲代達矢
原田芳雄
いしだあゆみ
岸惠子
- スタッフ -
原作:池波正太郎
監督:五社英雄
脚本:北沢直人
撮影:酒井忠
音楽:佐藤勝

配給:松竹
©1979松竹株式会社

ジャンル:時代劇