映画・アニメの世界

【作品データベース】サッちゃんの四角い空 さっちゃんのしかくいそら

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・92分
交通事故で頭に重傷を負い、植物人間となりながらも、周囲の人々の献身的な看護で、奇跡的な快復を見せる少女を描いた感動のストーリー。梶田欽志の原作の映画化で、脚本は長谷部利朗、監督は長谷部利朗と山田健による共同、撮影は長沼六男がそれぞれ担当している。

STORY
夏休みが終わると岩手山麓に秋がしのびよって来る。学校の帰り道、三年生の岩木サチコ(難波香織)は畑仕事をしている母のひさ乃(丘さとみ)と別れた後、トラックにはねられてしまう。頭蓋骨開放性陥没骨折、脳挫傷、硬膜裂傷の瀕死の重傷。サチコの父、武市(犬塚弘)は地方公務員、母のひさ乃が農事を切り廻し、長兄周一(沼平淳一)は東京に就職、弟の裕二(亀田秀紀)、健三(尾坂和也)は中学生の明るい家庭は一変した。二ヵ月たっても意識の戻らない植物人間となったサチコ。病院の廊下で生活する武市とひさ乃。田圃は荒れ、家を守る兄弟に喧嘩は絶えない。何ヵ月も眠れない夜を過ごすひさ乃は、思わずサチコの首を締めようとしたこともあった。そんなある夜、病室を廻っていた西尾婦長(関悦子)が何気なくサッちゃんバイバイと言うと、サチコの顔がほんの少しほころんだ。「サッちゃんが笑った!」集まって来るひさ乃や先生。この笑いで崩壊寸前の家庭が救われた。年が明けると、病室がサチコの教室となった。大森教諭(清郷秀人)がカセットを持ち込んだ。サチコは着々と快復に向かっている。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
難波香織
犬塚弘
丘さとみ
沼平淳一
- スタッフ -
原作:梶田欽志
監督:長谷部利朗
脚本:長谷部利朗
脚本:山田健
撮影:長沼六男
音楽:鏑木創

配給:松竹

ジャンル:現代劇