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【作品データベース】この子の七つのお祝いに このこのななつのおいわいに

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・111分
戦後の混乱によって人生の歯車を狂わされた女の悲惨な一生とその復讐を描く。第一回横溝正史賞を受賞した斉藤澪の同名小説の映画化。監督は、増村保造。政界の謎を暴こうと奔走していたライターが殺され、後輩の須藤が事件の真相を探るが…。

STORY
次期総理の座を狙う大蔵大臣磯部の私設秘書・秦一毅(村井国夫)の元お手伝い・池畑良子(畑中葉子)が殺された。ルポライターの母田耕一(杉浦直樹)が政界の謎をあばこうと秦の身辺をさぐっていた矢先の事件であった。そんな中、秦の内妻・青蛾(辺見マリ)が奇妙な手型占いをするという噂をきく。しかもその的中率を頼んで大物政治家、財界人が手型を持って続々と詰めかけており、秦自身もこの占いのお陰で現在の地位を築いたというのだ。母田は青蛾の影を追い始める。そんなある日後輩の事件記者・須藤(根津甚八)に、倉田ゆき子(岩下志麻)という変わり者の美人ママがいるというバーに連れて行かれる。母田は彼女に強くひかれ、彼のマンションで密会するようになった。だが母田は何者かによって殺害され、須藤は危険を承知で母田の仕事を引き継ぎ、彼の残した足跡を探る。昔、ある麻布のバーに占いのよく当たる娘がいたという事、ママの名前は麗子(辺見マリ)。そして秦の内妻、つまり青蛾の正体が麗子である事をつきとめる。やがて彼は謎の占いの娘の写真を見せられるが、それは青蛾ではなく倉田ゆき子なのだった…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岩下志麻
根津甚八
辺見マリ
畑中葉子
- スタッフ -
原作:斎藤澪
監督:増村保造
脚本:松木ひろし
脚本:増村保造
撮影:小林節雄
音楽:大野雄二

配給:松竹
©1982松竹株式会社

ジャンル:現代劇