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【作品データベース】次郎長青春篇・つっぱり清水港 じろちょうせいしゅんへん・つっぱりしみずみなと

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・91分
博奕好きの青年・次郎長が、知り合った仲間と一緒に、やくざとして売り出すまでを描いたストーリー。脚本は前田陽一と南部英夫による共同執筆、監督も前田陽一、撮影は長沼六男がそれぞれ担当している。

STORY
気は優しくて力持ちの青年、次郎長(中村雅俊)だが博奕好きなのがたまに傷だ。母が死んだ日、フィアンセのおみつ(大谷直子)と墓の前で二度と博奕をしないことを誓う。その夜、賭場に行った次郎長は、母の香典ばかりか、おみつまでもカタに賭けて負けてしまう。翌日、やくざに連れて行かれるおみつを呆然と見送る次郎長。そこへ、幼なじみの小政(島田紳助)が現れ、これからはやくざの時代だと次郎長を誘う。銀蔵(北村和夫)と久兵衛(ケーシー高峰)の出入りに参加した二人だが、周囲はヤル気がなく、気合十分の敵側の青年、鬼吉(佐藤浩市)とともに牢にブチ込まれてしまう。牢にいた大五郎(平田満)に、今のやくざは共存共栄を企り、喧嘩などやらないと聞く。牢から出た次郎長、小政(明石家さんま)、鬼吉は銀蔵の賭場を荒し、まんまと大金を手に入れた。やくざ稼業はチョロイもんだと、再会した大五郎を仲間に入れた四人は次郎長一家を名乗った。しかし、思ったほど世間は甘くなく、四人はほうほうのていで萬七親分(三木のり平)のところにワラジをぬいだ。そこで次郎長は、なんと萬七の後妻となっていたおみつ(大谷直子)と再会した。一歩間違えれば女郎に売られていたところだったので、萬七につくすとおみつは語った。かつては名親分と言われた萬七だが、古風なやくざにこだわるために落ち目となり、大政や直吉など数人の子分しかいない。次郎長は、萬七の命令を受け、お参りに行く道中、武家娘の志乃(田中好子)と、おとものやたら喧嘩早い石松に出会い、次郎長は彼女に一目惚れしてしまう。しかし、志乃には結婚を約束した勤皇の志士、数馬(柄本明)がいた。その頃、萬七の縄張りを狙う銀蔵は、次郎長がワラジをぬいでいることを言いがかりに喧嘩をしかけて来た・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
中村雅俊
大谷直子
田中好子
佐藤浩市
- スタッフ -
監督:前田陽一
脚本:前田陽一
脚本:南部英夫
撮影:長沼六男
音楽:田辺信一

配給:松竹
Ⓒ1982松竹株式会社

ジャンル:時代劇