映画・アニメの世界

【作品データベース】旅芝居行進曲 たびしばいこうしんきょく

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・108分
旅回りの役者たちの姿を、一座の若き座長を中心に描いたストーリー。脚本は杉村のぼる、沢竜二、高橋勝による共同執筆。監督はこの作品がデビュー作となるTV出身の高橋勝、撮影監督は森田富士郎、撮影は渡辺貢がそれぞれ担当している。

STORY
熊本が生んだ花形スター、花田半次郎(古尾谷雅人)は座員15名を率いる旅回り一座の座長である。25歳の彼の荒削りな魅力に熱狂的なファンもおり、新しく座員になった川口洋子(川島なお美)も、巡業に来た半次郎に一眼ぼれしてやってきたのだ。半次郎一座が出演している劇場へ、博多から松本千之介(沢竜二)がやってくることになった。千之介と言えば九州一のドサ役者、客の入らない半次郎一座は明日にでも出ていかなければならない。夜、荷物をトラックに積み込んでいる一同の前に、真紅のキャデラックから純白のギンギラギンのジャンプスーツの千之介、続いて、大人の色香を漂わせた美女・花房マリ(阿木燿子)が降り立った。翌日から半次郎一座は付近の神社の境内に陣取って興業を始めた。猛烈な宣伝合戦に、壮烈な演目合戦、それは千之介の女、マリに惚れた半次郎の対抗心からでていた。客の入らない芝居に半次郎の父・団平(武藤英司)は四苦八苦。半次郡はひいき筋の女たちの所へスタミナドリンクを飲んで回り、お金を集めた。実は千之介も同じようなことをしていたのだった。彼も博多で観客が入らなくなって一旦、熊本に出てきたのだ。興業主から吹き込まれてしまっている千之介は、東京でスターになることを夢見ていた。しかし、東京の興業主が眼をつけたのは半次郎だった。一時は東京進出に浮かれた半次郎も、マリが反対していると知って断念する。東京に出た千之介に、マリの面倒を見てくれと頼まれた半次郎は博多へ進出した・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
古尾谷雅人
沢竜二
阿木燿子
川島なお美
- スタッフ -
原案:沢竜二
監督:高橋勝
脚本:杉村のぼる
脚本:沢竜二
脚本:高橋勝
撮影:渡辺貢
音楽:川村栄二

配給:松竹

ジャンル:現代劇