映画・アニメの世界

【作品データベース】ロケーション ろけーしょん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・99分
女優を妻とするピンク映画のカメラマンを中心に、一本の映画を完成させるロケ隊の姿を描いたストーリー。津田一郎原作の『ザ・ロケーション』の映画化で、脚本は近藤昭二、監督は脚本も執筆している森﨑東、撮影は水野征樹がそれぞれ担当している。

STORY
べーやんこと小田部子之助(西田敏行)は、ピンク映画のカメラマンで、妻・奈津子(大楠道代)もピンク映画の女優である。奈津子の主演映画が始まるという晩、彼女は常習の睡眠薬自殺未遂を起こした。夫婦の20年来の友人でシナリオライターの紺野(柄本明)が駆けつけてきた。紺野に奈津子を任せ、べーやんはロケーション出発地に向った。そこには、原監督(加藤武)、助監督のダボ(竹中直人)、セカンドのタケ(中本賢)、照明の米さん(大木正司)、助手のE・T(神童累)、カメラ助手石やん(草見潤平)、スチール兼運転手のケンちゃん(ふとがね金太)らスタッフが待っていた。彼らは俳優に扮したりと何役も兼ねる男達だ。今度の映画の内容は、三人の男にレイプされた女の復讐劇で、奈津子の代役・笛子(麻生隆子)は裸がいやとごねる。そこへ、紺野が奈津子を連れて来たが、撮影の途中「もうだめ」と下りてしまった。都内の連れ込み宿のシーンに来た。台本訂正があり、両親を溺死させられた娘の復讐劇となる。借りた宿の女中・笑子(美保純)が消防器具をひっくり返し、粉末をあびた代役ジーナ(イヴ)は逃げ出した。笑子を代役に撮影続行。だが、監督がぜん息で入院してしまう。彼はあと3日でアップすること、笑子をヒロインにと言い渡すのだった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
西田敏行
大楠道代
美保純
柄本明
- スタッフ -
原作:津田一郎
監督:森﨑東
脚本:近藤昭二
脚本:森﨑東
撮影:水野征樹
音楽:佐藤允彦

配給:松竹
Ⓒ1984松竹株式会社

ジャンル:現代劇