映画・アニメの世界

【作品データベース】波光きらめく果て はこうきらめくはて

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・128分
原作は高樹のぶ子の芥川賞受賞作品。監督は藤田敏八、脚本は田村孟。壱岐の島を舞台に、自分の欲望や感性に正直なばかりに男との愛に走ってしまい、身内や故郷からはじき出される女の姿を描いた作品。心の赴くままに生きる奔放な女性と、その周囲の人々との関わりを描く。松坂慶子と大竹しのぶが相対する性格の女を演じている。

STORY
河村羽季子(松坂慶子)は5年前、商社マンの広野透(峰岸徹)と結婚したが、夫の部下の今泉亜郎(奥田瑛二)と恋に落ちて離婚する。羽季子は雪の越後湯沢で亜郎の心を試すために薬を飲んでしまう。一昼夜の長い眠りからさめると、母・富栄(加藤治子)が壱岐から駆けつけていた。富栄は回復した羽季子を強引に壱岐へと連れ帰る。壱岐で富栄と暮らす兄の武弥(三國連太郎)は、羽季子を立ち直らせようと厳格な態度をとるのだった。武弥の娘・浩子(大竹しのぶ)は、羽季子とは幼い頃から姉妹のように仲が良かった。浩子は高校教師・谷井敦巳(渡瀬恒彦)と結婚し、羽季子が結婚していた当初は透、それに敦巳と4人で休暇を海で過ごしたりしていた。浩子の息子・松太も8歳となり、武弥の家の近くに3人で平和に暮らしていた。敦巳は浩子とは正反対の自由奔放な羽季子に昔から惹かれている自分を感じ、あえて、戻って来た羽季子には会わないようにしていた。一方、羽季子は誠実でひかえめな敦巳に好意を抱いており、彼が勤めている学校へふと足を向けた。その日を境に2人はドライブへ行くようになり、ある日、屏風岩のある海で2人は抱き合ってしまう。それから、2人の密会が始まった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
松坂慶子
渡瀬恒彦
大竹しのぶ
三國連太郎
- スタッフ -
原作:高樹のぶ子
監督:藤田敏八
脚本:田村孟
撮影:鈴木達夫
音楽:佐藤隆
配給:松竹

ジャンル:現代劇