映画・アニメの世界

【作品データベース】離婚しない女 りこんしないおんな

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・107分
北海道、根室を舞台にひとりの男とふたりの女の三角関係を描く。連城三紀彦原作の同名小説の映画化で、脚本は『恋文』の高田純と神代辰巳の共同執筆、監督も同作の神代辰巳。“無意味な共演はしたくない"と公言した倍賞千恵子・美津子姉妹の本格的初共演が実現。一人の男を愛する二人の女として、火花を散らす名演技を競い合う。

STORY
釧路ウェザーリポート根室支社に勤める私設予報官・岩谷啓一(萩原健一)は、町の実力者・山川正作(夏八木勲)にトローリングに誘われた。気象庁も予知できなかった大時化の徴候を見やぶって漁船を救って以来、気に入られたのだった。その帰り、酔いつぶれた山川を自宅に送った啓一は、山川の後妻、美代子(倍賞千恵子)と初めて顔を合わせた。彼は山川と美代子の仲が冷えきっていることを感じる。翌日、出張で根室から釧路へ向かう列車の中で、啓一は美代子とよく似た女性、高井由子(倍賞美津子)と出会った。由子が置き忘れたショッピングバッグがきっかけで、啓一は彼女が人妻で「冬凪亭」というライブハウスのオーナーであることを知る。啓一は同時に二人の女性に魅かれていく。ある日、啓一と美代子は結ばれた。大金を渡す美代子に、啓一は金で買われてやると答える。由子の店が赤字と知った啓一は、美代子から貰った大金を渡した。啓一を愛し始めた由子は、夫の直和(伊武雅刀)に離婚をもちかけるがとりあってくれない。由子は啓一にも離婚の決意を告げた。その時、二人の前に美代子が車で通りかかり挨拶をした。その夜、啓一のマンションを訪れた美代子は、山川を殺して欲しいと言いだす。由子は東京行きの飛行機の切符を2枚啓一に渡し、家庭を捨てる決意を語るが、直和が息子の明雄を連れて店の中へ入って来たため、話は中断してしまう。翌日、啓一は東京行きの飛行機の切符を手に、空港で由子を待っていた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
萩原健一
倍賞千恵子
倍賞美津子
夏八木勲
- スタッフ -
原作:連城三紀彦
監督:神代辰巳
脚本:高田純
脚本:神代辰巳
撮影:山崎善弘
音楽:井上堯之

配給:松竹
©1986松竹株式会社

ジャンル:現代劇