映画・アニメの世界

【作品データベース】童謡物語 どうようものがたり

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・97分 
花を求めて九州から北海道へと日本を旅する養蜂一家の生活と人々とのふれあいを描く。吉村昭の小説『蜜蜂乱舞』を原作に映画化された作品。脚本は『潮騒』の剣持亘が執筆、監督は『次郎物語』の森川時久、撮影は『嵐が丘』の林淳一郎が担当している。

STORY
養蜂業を営む有島俊一(井川比佐志)は妻の弘子(倍賞美津子)、長男の覚(雨笠利幸)、弟子の小林清治(光石研)とともに毎年九州から北海道まで旅をしていた。覚は5年生の春に信州にある村の分教場の5年に転入した。転校生に冷たい地元の子供達の中で、山内由子(井戸沼純子)だけは覚に親切にしてくれた。彼女は父親が蒸発して母親(沢田亜矢子)が働きに出ているので、普段は祖母と二人で暮らしているのだった。覚と由子は幼いながらにもお互いに好意を抱くようになった。有島はレンゲ畑を借りていたが、自然破壊が進んだいくなか数日後にはまた移動しなければならなかった。リンゴ園での蜜の採取の帰り、有島のトラックは溝にはまり動かなくなってしまった。早く移動しなければ太陽の熱で巣箱の蜂が蒸し殺されてしまうと不安に思っていたその時、通りかかった工事現場の主任がブルトーザーで、トラックを動かしてくれた。五月晴れのある日、有島のハチ屋仲間だった鶴田忠雄(蟹江敬三)が突然訪ねてきた。彼はハチ屋をやめて妻子を残したまま女と蒸発してきたという。そして、あげくの果てにその女を殺してしまったと告白したのだった。有島は「自首したい」という鶴田の言葉を聞き、弘子と警察署の前まで付き添ってやるのだった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
井川比佐志
倍賞美津子
蟹江敬三
西田敏行
- スタッフ -
原作:吉村昭
監督:森川時久
脚本:剣持亘
撮影:林淳一郎
音楽:池辺晋一郎

配給:松竹

ジャンル:現代劇