映画・アニメの世界

【作品データベース】傷だらけの天使 きずだらけのてんし

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・118分 
ケチな探偵コンビが繰り広げる義理と人情の旅を、コミカルに描いたロードムービー。監督は『ビリケン』の阪本順治。脚本は往年のTVシリーズ『傷だらけの天使』のキャラクターをもとに、『のぞき屋』の丸山昇一が執筆。撮影を『ユメノ銀河』の笠松則通が担当している。主演は『八つ墓村(1977)』の豊川悦司と『あの夏、いちばん静かな海。』の真木蔵人。

STORY
満(豊川悦司)と久(真木蔵人)は、行き当たりばったりの生活を送る探偵コンビ。久に愛想を尽かされ、とうとう事務所をたたむことになった満は、足立(宇崎竜童)から最後の仕事を受け、シャブ絡みの調査のためにある雑居ビルに潜入する。ところが、そこでヤクザに襲われて瀕死の状態の倉井という男(菅原文太)に出会ったことから、彼の幼い息子の蛍を別れた妻の元に届けることになってしまった。お人好しの満は蛍を連れて、一路岩手県宮古へと向かう。しかし、母親は青森に引っ越してしまった後で、ふたりは途中で合流した久とともに青森へ向かった。だが、ようやく会えた蛍の母・和江(余貴美子)は、別の男との結婚を控えていて、蛍を引き取ることはできないと言う。いたたまれなくなった満と久は、蛍を父方の祖父が住む七戸へ連れていき、引き取ってもらうことにした。ひと仕事を終え、満と久は東京に戻ろうとするが、満は自分が一緒にいては迷惑がかかると、自ら久と別れることを決意する。その後、満は青森で知り合った東京の化粧品講習のインストラクターの英子(原田知世)と再会した。仕事にプライドを持っているキャリアウーマンの英子に、満はハートを熱くさせたが、その一方で恋愛に傷つき、いつまでもそれを引きずっている自分を変えようとしている彼女の気持ちを知り、また東京で会うことを約束して別れる。満のことが忘れられず、またしても彼を追ってきた久と一緒に、満は東京へ戻ることにしたが、その途中、満は倉井を襲ったヤクザの殺し屋に襲われてしまう。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
豊川悦司
真木蔵人
菅原文太
原田知世
- スタッフ -
監督:阪本順治
脚本:丸山昇一
撮影:笠松則通
音楽:井上堯之

配給:松竹
©1997吉本興業株式会社/電通ヤング・アンド・ルビカム株式会社

ジャンル:現代劇