映画・アニメの世界

【作品データベース】東京タワー オカンとボクと、時々、オトン とうきょうたわー おかんとぼくと、ときどき、おとん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・142分
200万部を超えたリリー・フランキーの自伝小説を、オダギリジョー、樹木希林主演で映画化した、母子の絆を描いた感動作。昭和の筑豊の炭鉱町で育った主人公・ボクが、平成の東京タワーの下で母・オカンを看取るまでを描く。脚本は、松尾スズキ。監督は、松岡錠司。この年度の数々の映画賞に輝いた。

STORY
1960年代、ボクが3歳の頃。真夜中にオトン(小林薫)が玄関の戸を蹴破って帰ってきた。酔っぱらったオトンはボクにいきなり焼き鳥の串を食わせ、そして・・・オカン(内田也哉子)にホウキで殴られた。故郷の小倉でオカンとオトンとボクの3人が暮らした短くも幸せな日々の、最後の思い出だった。その後、オトンの家を出て、オカンはボクを筑豊の実家に連れ帰った。1970年代、筑豊の炭鉱も煙突から煙が上がらなくなった頃、中学3年になっていたボクは、寂れた町を出て行きたくなった。早くオカンを自由にしてやりたいという思いもあった。大分の美術高校に合格し、一人で下宿生活をすることになった春の日。駅まで見送りにきたオカンがボクに持たせたカバンには、新しい下着と弁当箱と、しわくちゃの一万円札を忍ばせた封筒が入れてあった。列車の中、オカンのおにぎりと漬け物を噛みしめて、15歳のボクは泣いた。あれから時が流れ1990年代、ボク(オダギリジョー)に関係のないところでバブルがはじけた頃。何もしないでいるうちに溜まってしまった借金を返すため、何でもかんでも仕事を引き受けているうちに、ボクはいつの間にかイラストレーター兼コラムニストとして食えるようになってきた。やっとオカン(樹木希林)に心配かけずにやっていける・・・と思った矢先、一本の電話が・・・。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
オダギリジョー
樹木希林
内田也哉子
松たか子
- スタッフ -
原作:リリー・フランキー
監督:松岡錠司
脚本:松尾スズキ
撮影:笠松則通
音楽:上田禎

配給:松竹
©2007 「東京タワー~o.b.t.o.」製作委員会

ジャンル:現代劇