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【作品データベース】鈴木家の嘘 すずきけのうそ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・133分
第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品され、作品賞を受賞したユニークな家族ドラマ。突然、長男が亡くなり、そのショックで記憶を失った母親のため、父と長女が嘘をついたことから起きる出来事を描く。橋口亮輔や石井裕也の助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画監督デビュー作となる。

STORY
鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)がある日突然この世を去った。母・悠子(原日出子)はショックのあまり意識を失ってしまう。浩一の四十九日。父・幸男(岸部一徳)と娘の富美(木竜麻生)は、名古屋で冠婚葬祭会社を経営する幸男の妹・君子(岸本加世子)、アルゼンチンで事業を始めたばかりの悠子の弟・博(大森南朋)とともに、意識を失ったままの悠子の今後について話し合っていた。そんな中、悠子が病室で意識を取り戻す。慌てて幸男、富美、君子、博が病院に駆けつけると、彼らの姿をみて驚きながら、悠子が尋ねる。「浩一は?」思わず目を見合わせる4人。そこで富美はとっさに「お兄ちゃんは引きこもりをやめてアルゼンチンに行ったの。おじさんの仕事を手伝うために」と嘘をつく。「お父さん、本当?」と感極まった様子の悠子に、幸男は「ああ」と返すしかなかった。母の笑顔を守るべく、父と娘の奮闘が始まった。父は原宿でチェ・ゲバラのTシャツを探し、娘は兄になりかわって手紙をしたためるなど、親戚たちも巻き込んでのアリバイ作りにいそしむ。そんななか、博がアルゼンチンの事業から撤退することが決まった。母への嘘の終わりが近づいていたーー。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
岸部一徳
原日出子
木竜麻生
加瀬亮
吉本菜穂子
宇野祥平
山岸門人
川面千晶
島田桃依
金子岳憲
政岡泰志
岸本加世子
大森南朋
- スタッフ -
監督:野尻克己
脚本:野尻克己
撮影:中尾正人
音楽:明星

配給:松竹ブロードキャスティング/ビターズ・エンド
©松竹ブロードキャスティング

ジャンル:現代劇