《サンドリヨン》~シンデレラ~ 現地評

2018年5月22日 火曜日

チャーミングで心躍る楽しい舞台。

 

役のジョイス・ディドナートは完璧に役になりきり、彼女の豊かな音楽性を存分に活かして歌い上げた。サンドリヨンを助ける妖精役を演じたキャスリーン・キムは、透き通った歌声で超高音へとまさに飛躍するような熱唱を披露した。

 

 

意地悪な継母を演じたステファニー・ブライズは、深みのある声をたっぷりと響き渡らせた。指揮者のベルトラン・ド・ビリーはMETオケから表情豊かで、多彩な極上の音色を引き出した。

 

 

独自のスタイルを追求したロラン・ペリーの演出は、エレガントでありながらキラキラと輝きがあり、シンプルでありながらゴージャスさに溢れていた。

New York Times

 

 

 

 

 

 

 

心をすっかり奪われてしまうオペラ版「シンデレラ物語」。

 

舞台に登場して最初の一音目から観客の心を鷲づかみにしたジョイス・ディドナートは、ただのメゾソプラノではない。宇宙の命運を左右するほどの魅力にあふれた人間だ。

ステファニー・ブライズは意地悪な継母役で、舞台をさらうほど圧倒的な存在感を見せつけた。音楽的に今シーズンのMETで最高の作品。とにかく観なければ!!

New York Observer

 

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