長きにわたり日本映画界で活躍し続ける名女優・倍賞千恵子が、12 月 1 日に第 70 回「映画の日」中央大会において、“特別功労章”を受章し、授与式が執り行われた。「映画の日」とは日本における映画産業発祥を記念する日として制定されており、映画産業団体連合会(映団連)により日本映画界の発展の為に貢献した人々を表彰する式典となっている。

第70回「映画の日」中央大会特別功労章授与式では、倍賞千恵子の他、岩上敦宏(株式会社アニプレックス代表取締役執行役員社長)、長瀬文男(株式会社IMAGICA GROUP代表取締役会長)ら3名の授与式が執り行われた。


執行委員会の迫本委員長よ「松竹映画『斑女』で映画初出演以来、今日まで数多くの映画に出演され、スクリーンを鮮やかに彩ってくださいました。『男はつらいよ』シリーズでは妹さくら役を演じ、山田洋次監督と共に国民的作品を支えながら、観客に寄り添う存在として多くの人々の心に感動と安らぎを与えました。以降においてもスタジオジブリ作品『ハウルの動く城』の声優として独自の存在感を示し、映画『PLAN 75』そして今年公開の『TOKYOタクシー』では深い人間表現を体現するなど半世紀以上にわたり、幅広く第一線で活躍を続けております。長年にわたる素晴らしいご活躍と映画に対する誠実で紳士な姿勢に敬意を表して、第70回『映画の日』特別功労章を贈呈し、表彰いたします。」と表彰内容が読み上げられ、表彰状と花束を授与された倍賞は「みなさん、こんにちは。倍賞千恵子です。今のお話に出ましたけれど、松竹に入ってからの1作目が『斑女』 という映画だったんですが、昭和36年でした。それから2年目に歌いました『下町の太陽』がレコード大賞新人賞をいただきまして、その頃歌がヒットすると映画化されるという時代だったんです。その一環として、『下町の太陽』も映画化されることになり、初めてその時に山田洋次監督と出会いました。『下町の太陽』の脚本と監督が山田洋次さんだったんです。それから松竹で色々な映画に出演させていただきながら、『男はつらいよ』が始まって、50作映画を撮影しました。渥美さんがいなくなったことによって、映画が終わってしまったんですけれども、ある意味で、お兄ちゃんはこの大きな映画界を救った人じゃないかなって私はお兄ちゃんのことを尊敬しています。そして私自身もお兄ちゃんに役者としてというよりも、人間として何が大事かということを教えてもらったような気がして、ずっと今もこうして映画界で生きております。私は数えてみますと、64年間この映画に携わっています。『下町の太陽』の頃は21歳でした。その差はあまり数えないでいただきたいんですけれども(笑)。その中で監督の山田さんにお会いできたことが私にとっては、尊敬して感謝して師として仰いでこの映画界を歩いてきたと思っております。70回という『映画の日』に特別功労章をいただけることは、私自身というよりも、お兄ちゃんや山田さんに支えられ、そして映画を好きなスタッフの皆さんの力が私を支えてここまで仕事ができたんじゃないかなと思っております。これからも素晴らしいスタッフと出会えるように、体に気をつけながら精進して参りたいと思っております。今日は本当にありがとうございました。」と感謝の意を表した。


MCからは「今日はタクシー運転手の浩二さんをお迎えできませんでしたので、お気をつけてお席にお戻りください。」と気遣う微笑ましい一幕も。長きにわたり映画界を牽引してきた倍賞は、これまで178本の映画に出演、うち70作が山田組の作品である。先日の「TOKYOタクシー」の初日舞台挨拶で忘れられない出会いを聞かれた際にも、山田洋次監督との出会いだと答え、64年間の映画人生を語る上で、山田監督は特別な存在であると明かしていた。
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この度、倍賞演じる高野すみれと木村演じる宇佐美浩二が、夕焼けに染まるベイブリッジを渡る感動のワンシーンが解禁。
解禁されたシーンでは、夕焼け空が広がるベイブリッジを渡るタクシー車内でのすみれと浩二のやりとりが映し出されている。壮絶な過去を振り返りながら涙を流すすみれに対し、浩二が「いま生きているから、この景色を見ることができるんです。死ななくて良かったんだ、すみれさんは」と優しくも力強く語りかけると、すみれは「そうね。あなたにも会えたんだものね」と涙をぬぐう。すみれが語る壮絶な過去とは?タクシー運転手と乗客として偶然出会った二人が送る奇跡のような“たった一日の旅”に期待の高まる映像となっている。
そんなすみれと浩二を演じるのは、本作で70作目の山田組参加となる大女優・倍賞千恵子と、『武士の一分』以来の参加となる木村拓哉。2004年公開のスタジオジブリ映画『ハウルの動く城』でソフィー役とハウル役の声優として共演して以来、20年以上の時を超えついに実写映画での初共演を果たした二人は、劇中ですみれと浩二が距離を縮めていくのと同様に撮影を重ねるごとに親しくなっていき、撮影の後半では美味しいお店をお互いに教え合ったり冗談を言い合ったりとすっかり打ち解けていたという。
そんな二人が撮影期間中もっとも長い時間を過ごしたのが、山田組が本作で初めて取り入れた「バーチャルプロダクション」という、タクシーの周りを取り囲むように立つLEDウォールに車窓の風景が映し出される撮影技法が使用されたスタジオセットだ。LEDウォールに流れる車窓の風景に合わせてウィンカーを出したりハンドルを回したりしなければならず、さらに話し相手の倍賞は後部座席に座っているので表情や身体の動きはほとんど見えないという難易度の高い撮影となったが、木村は「タクシー車内という密室なので、倍賞さんが演じるすみれさんが斜め後ろに座ってらっしゃっても、声の波長から『悲しくて辛いことを話しているな』とか、言葉では突き放した言い方をしているけど『これは笑いながら言っているな』というのは手に取るように伝わってきました。実際に相手の目を見ながら芝居をするのとは少し違いましたが、顔が見えなくても心が向き合っていたので気持ちも伝わりやすい空間でした。なので『ハンドル握ったままで芝居なんて..』というネガティヴな感情は全くなかったです。」と語った。
倍賞もまた、「空中で心のキャッチボールができていましたよね。でも木村さんはほんと大変だったと思いますよ。映像に合わせて運転して、時々バックミラーで私を見て、道が曲がる映像に合わせてハンドルを切って、車も停めなきゃいけない。その中で、私もバックミラーに映っている木村さんの目を見ながら、気持ちが飛んでくるのを感じ取っていました。山田監督もよく言う“キャッチボール”が上手く出来たと思います。」と語り、心で通じ合うかのように演技を交わしたタクシー車内での会話シーンに自信を見せている。俳優としての長年の経験を持ち山田組には欠かせない存在である倍賞と、幅広い役柄の数々で観客を魅了してきた木村の信頼関係が生んだ、タクシーという狭い舞台の中で交わされる二人の会話劇をぜひ劇場で見届けていただきたい。
「松⽵ JAPAN GP CONTEST 2025」ファイナルイベントが、11/22(土)に東劇で華やかに開催されました。
厳しい予選を勝ち抜き、ついに15名のファイナリストが集結。会場は緊張と期待が入り混じる中、
審査員による最終審査が行われ、各賞とグランプリが発表されました。
栄えあるグランプリに輝いたのは、北海道出身・14歳の 富居玲衣(とみい・れい)さん!
その堂々たるパフォーマンスと輝く可能性に、会場からは大きな拍手が送られました。
今後のさらなる飛躍に、ぜひご期待ください!

グランプリ 富居玲衣(とみい・れい)/北海道出身/14歳

▼準グランプリ
阿部南愛(あべ・なな)/山形県出身/16歳 吉永潤(よしなが・じゅん)/大阪府出身/17歳
▼審査員特別賞
武内星琉(たけうち・せある)/兵庫県出身/16歳
▼特別賞
佐藤実優(さとう・みゆう)/福島県出身/23歳
島貫妃夏(しまぬき・ひなた)/宮城県出身/18歳
高橋日花(たかはし・にちか)/兵庫県出身/16歳
▼観客賞
阿部南愛(あべ・なな)/山形県出身/16歳
▼ミクチャ賞
岡田翔暉(おかだ・しょうき)/埼玉県出身/23歳
<新聞>
■2025年 12/20(土) 朝日新聞Be 連載「夢をつくる」(第48回)インタビュー
この度、映画『TOKYOタクシー』大ヒット御礼舞台挨拶の実施が決定いたしました。
【日時】12月3日(水)15:20の回 上映後舞台挨拶
【場所】新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
【登壇者】倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、山田洋次監督(予定・敬称略)
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【チケット料金】全席指定料金2,500円(税込)均一 ※別途各種手数料あり
※アップチャージシートをご購入の場合、別途追加料金があります。
(AKRacing BOXシート:3,500円)
【チケット販売】「チケットぴあ」にて販売
【枚数制限】チケットぴあ先行(抽選)枚数制限:お一人様2枚まで
一般販売(先着)枚数制限:お一人様2枚まで
≪販売スケジュール≫
◆プレリザーブ(抽選)
こちらはプレイガイドの無料会員限定での受付となります。(システム:チケットぴあ)
※こちらの受付は先着ではなく、期間中に申し込んで頂いたお客様の中から抽選となります。
エントリー期間:11/25(火)11:00~11/28(金)11:00
当落確認:11/28(金)18:00以降
受付方法:WEBにて ≪https://w.pia.jp/t/tokyotaxi-movie/≫(PC/スマホ)
決済方法:クレジットカード、後払い powered by atone
引取方法:店頭引取(セブン-イレブン、ファミリーマート)
枚数制限:1申込み2枚まで
手数料:別途ございます
◆一般販売(先着)
こちらはプレイガイドの無料会員限定での受付となります。(システム:チケットぴあ)
※限定数の販売ですので、無くなり次第終了となります。
受付期間:11/29(土)10:00~12/2(火)16:00
受付方法:★WEBにて ≪https://w.pia.jp/t/tokyotaxi-movie/≫(PC/スマホ)
済方法:クレジットカード、後払い powered by atone
引取方法:店頭引取(セブン-イレブン、ファミリーマート)
枚数制限:1申込み2枚まで
手数料:別途ございます
◆チケット購入に関するお問い合わせ
「チケットぴあ」インフォメーション(10:00~18:00) TEL:0570-02-9111
「チケットぴあ」HP(http://t.pia.jp/help/)
≪注意事項≫
・登壇者および舞台挨拶の予定は、都合により予告なく急遽変更になる場合がございます。
・いかなる場合においても、途中入退場はお断りさせて頂きますので、予めご了承ください。
・転売目的でのご購入は、固くお断り致します。また、転売で入手したチケットであることが発覚した場合には、ご入場をお断わりさせていただく場合がございます。
・チケット券面に購入者氏名が印字される場合がございます。ご入場時、本人確認のため、チケット券面記載の「当選者様氏名(申込み登録された氏名)」と「身分証明書」をランダムで確認させて頂く場合がございます。当日は身分証のご持参をお願いします。
・前売券・ムビチケカードからのお引換はいたしかねますのでご注意ください。
・特別興行の為、各種割引(シニア・学生・小人等)・各種招待券は、ご使用いただけません。
・お席はお選びいただけません。
・ご購入の際は各種手数料がかかります。詳しくは、ご購入の際にご確認ください。
・場内でのカメラ(携帯電話含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。当日は荷物検査を行わせていただく場合がございます。
・ご購入の際は各種手数料がかかります。詳しくは、購入の際ご確認ください。
・緊急事態等に伴う主催者側判断による中止の場合を除き、ご購入者様によるいかなる事情が生じましても、 ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
・全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
・会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、弊社記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございます。
・イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合がございます。
・お客様の当催事における個人情報(肖像権)については、このイベントにご入場されたことにより、上記の使用にご同意いただけたものとさせていただきます。
・劇場周辺での出待ち・入待ちにつきましては、近隣のご迷惑となりますので、固くお断りいたします。
・お荷物のお預かりはできません。
・劇場運営の都合により、シアター内への入場やトイレのご利用を制限させていただく場合がございます。
2002年 M-1 王者の漫才師で、芸能界随⼀のオリックス・バファローズファン岡⽥圭右(ますだおかだ)が、
今シーズンを熱く締めくくる新感覚のドキュメントムービー『オリックス・バファローズ 2025 〜DETA!
WAO!OKADA THE MOVIE〜』の主演を務めます。
オフシーズンの寂しさを埋めたい――。
そんな想いから生まれた、⼤画⾯で観て楽しめる
まったく新しい「推し球団応援ドキュメンタリー」が今ここに誕⽣します。
『オリックス・バファローズ 2025 〜DETA!WAO!OKADA THE MOVIE〜』は、
2026 年 1 ⽉ 16 ⽇(⾦)よりイオンシネマ シアタス⼼斎橋ほか全国公開いたします。
【本人コメント】
えっ 何? えっ どういうこと? えっ ほんまかいな?
私⾃⾝も理解するのに時間がかかりました。
みなさんはかなり時間がかかったと思います。「映画」なんです。
たまたまファン代表として私が出ているだけでオリックスファン全ての⼈が主役の映画なんです。
全⼒で何かを応援する幸せを感じでいただいたら最⾼です。プレイボール
【⾦森直哉監督コメント】
30 年来の仕事仲間である岡⽥圭右さんと共に濃い1年を過ごさせて頂きました。
また、⽣まれ育った⼟地にゆかりのある「バファローズ」の作品に携わることが出来て
感無量です。同じくバファローズを愛するファンの⽅々に⽣粋のファンが描いた
熱量の⾼い作品を届けたい・・・。その事だけを思い描き、制作しました。
バファローズが恋しいシーズンオフ、皆さんの⼼を癒す存在へとなれますように。
公式サイト:https://orix-okada2025.com
公式 X:@orix_okada2025
予告編:https://youtu.be/aSYeFd5rjHM
©「オリックス・バファローズ 2025 〜DETA!WAO!OKADA THE MOVIE〜」製作委員会
出演:岡⽥圭右(ますだおかだ) 岸⽥護監督・平野佳寿投⼿・T―岡⽥ 他
ナレーター:坂⼝智隆・近藤⼀樹・海⽥智⾏・近藤⼤亮 and more
監督:⾦森直哉 プロデューサー :横⼭元⼀ 鈴⽊直俊 ⾳楽 :鎌⽥雅⼈ 配給 :コンテンツセブン
制作:プラナ/メディランド キャスティング・PR 協⼒・映像提供・監修:オリックス野球クラブ キャスティ
ング協⼒・映像提供:関⻄テレビ放送 制作協⼒:松⽵芸能
©「オリックス・バファローズ 2025 〜DETA!WAO!OKADA THE MOVIE〜」製作委員会

弁護士・三輪記子が11月29日(土)に、「第26回 いたばし男女平等フォーラム」に登壇致します。
いたばし男女平等フォーラムとは、「板橋区男女平等参画基本条例」の理念に基づく男女平等参画啓発事業として、
区と区民との協働で企画・運営し、男女平等参画社会を推進することを目的として実施しています。
講演テーマ:『基調講演「法律とジェンダーの視点から社会を見つめる~『虎に翼』から考えてみた~」』
開催日時:11月29日(土)14:00~16:30
会場:板橋区立グリーンホール 2階ホール(板橋区栄町36-1)
入場:右記申込フォームよりご入力ください 【申込フォーム】
日本初の女性弁護士の一人である三淵嘉子さん。
昨年のNHK連続TV小説『虎に翼』の主人公寅子のモデルです。
寅子が理不尽な事には「はて?」と異議を唱え、道を切り拓いた時代から数十年。
寅子の「はて?」はどうなったのでしょうか。
『虎に翼』を通して今を生きる私たちにとって身近な話題を、楽しくわかりやすく発信している三輪弁護士が、
法律とジェンダーの視点から講演致しますので、お気軽にご来場ください。
11/21(金)、主演の倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督が登壇する初日舞台挨拶を開催!
イベントでは、公開初日を迎えた感想や、貴重な撮影エピソードが語られたほか、公開の門出を祝い、キャスト陣が本作のイメージカラー・ピンクのテープカットで出発式を行い、会場は歓喜の渦に包まれた。


いよいよ公開を迎え、作品を鑑賞した直後の観客の前に登場した主演の倍賞は「皆さんが観た後にすぐに壇上に立つのは本当にドキドキしています。朝早くお家を出た時に富士山がよく見えたんです。富士山は凄いな、日本一だなと思っていたんですが、この映画はそんな富士山を超えるような素晴らしい映画になったと自負しています。皆さんはどうですか?」と観客に尋ねると、客席からは割れんばかりの拍手が贈られた。

木村も「この作品を受け取ってくれてありがとうございます。本日をもって、この『TOKYOタクシー』が客席にいる皆さんのものになります。今日はその瞬間を見届けにきました」と、ここから多くの人に作品が届くことに期待の想いを明かした。

これまで『男はつらいよ』シリーズなど数々の名作を手掛け、本作で91本目の監督作となる山田監督は「去年の秋ごろに、この作品の準備を始めました。そして1年経ってようやく封切りを迎えることができました。ここにいる大勢の俳優さんやスタッフのみんなが僕を気遣ってくれて、そういう思いの丈の結晶がこの作品だと思います。この映画にいい部分があるとすれば、それは皆さんの想いが伝わったということだと思います」と語り、共に作品を作りあげた山田組に感謝の想いを伝えた。
撮影で印象に残ったエピソードについて振られると、倍賞は「沢山あって、どれを言ったらいいか分からない。私の撮影初日は柴又のロケで始まったんです。『男はつらいよ』シリーズは柴又で終着駅を迎え、『TOKYOタクシー』が柴又で始まる。終わりと始まりが柴又にあったというのは、私が生涯忘れられない思い出かと思います」と感慨深そうに語った。
木村は「山田監督が撮影が終わった後に、僕らに『それぞれの作品に携わった人たちの想いが、作品の艶になっているんだ。この作品が艶に恵まれたことに感謝している。ありがとう』と言ってくださった時に、いい現場に参加できたんだと思ったのをすごく覚えています」と振り返った。

若き日の主人公すみれを演じる蒼井は「迫田さんとの緊張するシーンが多かったんですけど、迫田さんが本当に面白くて。重たいシーンのはずなのに、毎日現場に行くのが楽しみでした。すごく覚えているのは迫田さんが監督に『ここはもっと情けない男でやってほしいんだよ』という演出を受けた後に、私に向かって『こういうの得意!』とかおっしゃっていたんです。でも。いざやってみると監督に『違う違う!』ってすぐにダメ出しされていました(笑)。本当に天然で笑わせてくれる方で、楽しかったです。」と告白。

蒼井演じるすみれの夫で、結婚後に態度が豹変していく小川毅役の迫田は「今日は落ちていった好感度を拾い集めにまいりました(笑)。今一番記憶に残っているのは、蒼井さんの笑顔ですね。あれだけ暗いシーンでも、二人で作っていっていると感じることができました」と明かした。

木村演じる浩二の妻・宇佐美薫役の優香は「私は家族のシーンですね。やっぱり家族なので木村さん含めてずっと3人でいたので、控室でグミとか食べていました。木村さん演じる夫と喧嘩するシーンのときには、監督に『優香さんも家族とは喧嘩するの?家族は大切にね!旦那さんは大切にね!』と言われたのが、すごく心に沁みました。」と語った。
そんな家族のシーンについて、木村は「『TOKYOタクシー』の作品自体のクランクインは宇佐美家からだったんです。『武士の一分』の時からそうなんですけど、山田作品は台本の1ページ目から順撮りで撮影するんです。なんでもない家族のリアルな温度感を監督に調整いただいて、あの空間でその温度を探っていました。」と語った。

浩二の娘・奈菜役の中島は、「私が撮影中に気持ちが落ちてしまった瞬間もあったんですけど、木村さんと優香さんお二人とも素敵な表情で話しかけてくれて、本当のお父さんやお母さんのような存在でした。」と、先輩俳優の存在感を明かした。

若き日のすみれの母で、女手一つで娘を育てる高野信子役の神野は「衣装合わせの時も、現場に入った時も監督のエネルギーと熱量が凄かったです。控室でも細かく役について説明して下さって、私にとっては一言一言が豊かで、役について深く考えられる時間でした。エキストラの方も自分の役柄のバックグラウンドを作られていて、それがあまりにも豊かでした!『これが山田組か!』と背筋が伸びる想いでした。」と、憧れの山田組の凄さを改めて実感したことを明かした。
“奇跡の出会い”を描いた本作にちなみ、忘れない出会いを聞かれたキャスト陣。
倍賞は「私は84歳で、これまでに178本の映画に出演してきました。そのうち70本が山田監督の作品なんです。その1本目が『下町の太陽』という作品です。その時にスタジオにいる山田監督に挨拶に行ったんです。その時に出会った監督が、俳優さんに演出指導をしていて、挨拶すると被っていたハンチングが落ちるくらい深くお辞儀してくれて、すぐに演出に移ったんです。その時に『集中しているときに挨拶に行ってしまったな』という後悔と山田監督のハンチングが思い出に残っていて、その時の出会いが、今の私を形作っていると思います。」と語った。
そんな倍賞との出会いについて山田監督は「スタジオでお会いした時の事は覚えていないけど、あの頃の倍賞千恵子さんは、輝ける全く新しいスターだったんです。当時の若い監督にとっては憧れの人だったんです。映画を撮るならあの人を主役にしたいと誰もが思っていました。その時から変わらず倍賞さんは僕の憧れの人です」と、揺るがない信頼を打ち明けた。
木村は「いっぱいあるので、選ぶのが難しいです。今後も忘れることのできないのは、この作品自体なのかと思います。いつも作品を観終わった後に、観客の皆さんにお会いするんですけど、その時の温かい目を向けて下さり、その目は忘れられないですね。きっとまたこういう想いをしたくて、違う作品の現場に赴くんだろうなと思います」と語った。
蒼井は「私は山田洋次監督です。最初は『学校』という作品のオーディションを受けて、落ちてしまったんですね。ずっと山田作品に憧れをもっていたんですけど、私はこの世界が向いていないと思って、1年くらい休んでいたんです。その後に『やっぱりお芝居が好きかもしれない』と思ったときに、山田監督から『おとうと』という作品のオファーをいただいて、『人生に一回は山田監督の作品出てみたい』と思ったので、この世界に監督に連れて行ってもらいました。今回は『TOKYOタクシー』というタイトルですけど、あと46道府県残っているので、『大阪タクシー』もできる、『新潟タクシー』もできる、『北海道タクシー』もできると思うので、このチームでやりたいです!」と野望を明かすと、木村は「なら、やろう!」と力強く答えた。
多くの登壇者から、“貴重な出会い”として挙げられた山田監督は「いい役者に巡り合えるかどうかで、監督の運命は決まるようなものです。俳優の良し悪しは、男であれ女であれ、老人であれ、若者であれ、人間そのものの出来で決まってしまいます。魅力的な人でなくてはいけないんです。そういう意味では、僕はこの作品でこの上ない素敵な役者さんに恵まれたと思います」と想いを明かした。
撮影中の多くの時間を車中で共に過ごし、本作のプロモーションでも数々の地を巡ってきた倍賞と木村。
お互いの魅力を尋ねられた二人は、発表の順番を譲り合い、仲良くじゃんけんで順番決めをした。じゃんけんで敗れ、先に発表することになった倍賞は「木村さんが本当にまじめな方で、心を投げかけても受け止めてくれる人なんです。気楽に撮影できて、本当に幸せでした。撮影には車内のバックミラーに、お兄ちゃん(渥美清さん)より大きな木村さんの目が映るんです。その目に力づけられて、毎日楽しくお芝居ができました」と語った。
木村も「本当にフラットな方ですし、経験値とかは比べ物にならないほどのものをお持ちです。いつも最後には感情が、笑顔で終わってくださる方なので、倍賞さんの包み込んでくれるような笑顔と心地のいい魔法をかけてもらえるような気がしていました」と、長年映画界を牽引し続ける大女優 倍賞の唯一無二の魅力を打ち明けると、2人はハイタッチを交わした!劇中のすみれと浩二を思わせる程、仲睦まじい様子を目撃した観客からは、拍手と歓声があがった。

イベントの最後には、本作が全国へと走り出すことを祝し、作品のイメージカラーであるピンクのテープカットを登壇者一同で実施。
「TOKYOタクシー、出発!」の掛け声と共に、本作のスタートを盛大に祝った。
木村は、いよいよ公開となった本作について「今日は嬉しくて、温かい初日舞台挨拶をさせていただけたことを、本当に感謝しております。何度か乗りたくなるタクシーになっていたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました!」と語り、倍賞も「劇場を出て、誰かと目が合ったらハイタッチするのも楽しいかなと思います。今日は本当にありがとうございました!」と語った。
そして最後には、山田監督が「僕を含め、キャスト・スタッフが今日という日をドキドキして迎えました。これからもこの映画を末永く愛してやってください。」と、本作が多くの人に届くことを願い、初日舞台挨拶は幕を閉じた。
映画の公開を記念し、期待&感想投稿キャンペーンの実施が決定いたしました!
映画『TOKYOタクシー』公式XまたはInstagramをフォロー&指定のハッシュタグ「#TOKYOタクシーに乗ろう」をつけて感想を投稿。
または、ハガキに必要事項をご記入の上、キャンペーン事務局までお送りください。
ご応募いただいた方の中から、抽選で豪華賞品をプレゼントいたします!ぜひご参加ください!
【賞品】
・倍賞千恵子サイン入り 劇場パンフレット 3名様
・映画『TOKYOタクシー』コラボトミカ 5名様
・ミニチュアタクシー行灯 5名様
・映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 20名様
【キャンペーン期間】
11月21日(月)~12月31日(水)
【参加方法】
SNSアカウントをお持ちの方
キャンペーン対象期間中に、SNS(X(旧Twitter)、Instagram)で映画公式SNSアカウント(XまたはInstagram)をフォローし、映画の感想をハッシュタグ「#TOKYOタクシーに乗ろう」をつけて投稿。ご当選者様には劇場用鑑賞チケットの半券(券種、料金区分、合計枚数は問いません)のお写真を確認させていただきます。
・映画『TOKYOタクシー』公式Xアカウント
・映画『TOKYOタクシー』公式Instagramアカウント
※必ずアカウントの投稿を公開にした状態でご参加ください。投稿が非公開の場合、対象となりませんのでご注意ください。
※当選者様には映画公式アカウントから、DMにてご連絡させていただきます。DMを受信できるように設定をお願いいたします。
※当選された方へのご連絡は、1月中旬頃を予定しております。
※アカウントの削除やIDの変更及びフォロー解除をされますと参加とみなされませんのでご注意ください。
ハガキで応募の場合
キャンペーン対象期間中に『TOKYOタクシー』の劇場用鑑賞チケットの半券(券種、料金区分、合計枚数は問いません)をハガキに貼り、①映画の感想②お名前③ご住所④お電話番号をご記入の上、〒104-8422 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル12階 『TOKYOタクシー』感想投稿&半券キャンペーン係までお送りください。
※応募締切当日の消印有効
※半券ははがれてしまうと無効になりますのでご注意ください。
※半券が大きい場合は折ってハガキに貼り付けてください。
※ハガキ一枚につき一口応募となります。複数応募の場合は、封書で必要事項を添えてお送りください。
【注意事項】
・お1人様何回でもご応募いただくことができますが、同一チケット半券による2回目以降のご応募は無効となりますので、ご注意ください。
・当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
・賞品の発送は1月下旬頃を予定しております。
・1日に何回でもご参加いただけます。
・いただいた感想は、公式サイト等での掲載ならびに広告等で使用させていただく可能性がございます
・賞品はお選びいただけません。
・本キャンペーンの応募状況および抽選結果に関するお問い合わせにはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。
・ご当選の権利はご当選者様ご本人のものとなり、他の方への譲渡、転売、換金はできません。
・本キャンペーンは、やむを得ない事情により中止または内容が変更となる場合がございますので、予めご了承ください。
当選時に取得させていただくお客様の個人情報は、本キャンペーンに関することにのみ使用し、その他の使用および第三者への開示、提供することはございません。
(松竹プライバシーポリシー:https://www.shochiku.co.jp/privacy/)
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