《めぐりあう時間たち》現地メディア評

2023年1月27日 金曜日

 

ケヴィン・プッツ作曲の《めぐりあう時間たち》は、音楽の新鮮さと由緒ある伝統を融合し、優れた感動的な音楽劇となった。グレッグ・ピアスは宝石のような輝かしい脚本を創り上げた。ルネ・フレミング、ジョイス・ディドナート、ケリー・オハラ以上の贅沢なトリオは望めない(あるいは、ヤニック・ネゼ=セガン以上にオーケストラピットから統率力を発揮できる指揮者はいない)。演出のフェリム・マクダーモットは、個々の設定と話の筋を巧みにかつ明快に織り合わせた。―――New York Magazine

 

 

 

 

 

 

ウルフの歌姫たちがMETに集結。3人の女性の魅力的な役柄。みずみずしく美しい音楽。P・マクダーモットの演出は、オペラの幻想的な雰囲気と複数の世界の重なりを巧みに活かした。―――Wall Street Journal

 

 

 

 

 

 

 

感動せずにはおれない作品…。J・ディドナートはヴァージニア・ウルフ役で観客の心を掴んだ。ブロードウェイ・スターのK・オハラがローラ・ブラウンを見事に演じ、R・フレミングはクラリッサの痛ましく内省的な面を表現した。心奪われる舞台。―――Financial Times

 

 

 

 

 

歌姫たちが話題を独占した公演R・フレミングの声のみずみずしさは驚嘆に値する。K・オハラは1950年代の主婦ローラ・ブラウンを鮮烈に演じ、J・ディドナートは痛ましいまでの表現でヴァージニア・ウルフを演じきった。MET音楽監督Y・ネゼ=セガンは、壮麗な弦楽器と明快な打楽器に彩られた包み込むようなオーケストレーションを大いに楽しんでいた。映画のように美しい作品。―――The Times (U.K.)

 

 

 

 

《めぐりあう時間たち》では歌姫たちの声も感情も舞い上がる。痛ましく、美しく、容赦ないほどに心に訴えかけるオペラだ。弦の音色が前面に押し出された抒情的な音楽が、波のように押し寄せる。―――The New York Times

 

今年のオペラ界で一番の事件だ。―――PBS Newshour

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