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プッチーニ《ラ・ボエーム》

La Bohème - Puccini

上映期間
2025年1212日(金)~1218日(木)

※東劇のみ1/1(木)までの3週上映

《ラ・ボエーム》に関する最新情報

2025年11月04日
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だれもが感情移入してしまう青春のはかない恋愛悲劇を 歴史に残る名演出のもと究極のキャストで味わう

貧しくても明日を夢見る若い芸術家たちの希望と挫折。だれもの心に残る青春の1ページを、甘美な音楽で描く永遠の定番オペラに、初出演の女性指揮者K=L・ウィルソンが命を吹き込む。19世紀のパリを運んできたようなF・ゼフィレッリのリアルで緻密な舞台に、ミミの清純さと危うさを見事に描くJ・グリゴリアンと、輝かしい声でロドルフォの若さを表すF・デ・トマーゾというこれ以上ない配役。泣かずに見終えるのは難しい。

指揮:
ケリー=リン・ウィルソン
演出:
フランコ・ゼフィレッリ
出演:
ジュリアナ・グリゴリアン、フレディ・デ・トマーゾ 、ハイディ・ストーバー、ルーカス・ミーチェム、ショーン・マイケル・プラム、パク・ジョンミン、ドナルド・マックスウェル
上映時間:
約3時間30分(休憩2回)
MET上演日:
2025/11/8
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ラ・ボエーム》のあらすじ

1830年ごろのパリ。屋根裏部屋で4人の若者が暮らしている。詩人ロドルフォが1人になったところに、階下に住むお針子ミミがろうそくの火を借りに訪れ、2人はたちまち恋仲に。続いて、クリスマスイヴのカルチェラタンで、画家マルチェッロも元恋人のムゼッタと再会する。だが、ミミは肺病に侵されていた。彼女はロドルフォとの別れを決意し、マルチェッロとムゼッタの仲も壊れる。その後、ムゼッタが不意に屋根裏部屋に連れてきたのは、衰弱しきったミミだった…。

第1幕

19世紀半ばのパリ。詩人ロドルフォは、画家マルチェッロなど3人の仲間と共に、将来を夢見て屋根裏部屋での貧乏生活に耐えている。3人が街へ繰り出して1人残ったロドルフォのもとに、同じ屋根裏に住むお針子ミミが火を借りに来る。ミミが落とした鍵を闇の中で探すうちに手が触れ合い、2人は恋に落ちる。

第2幕

大賑わいのカフェ・モミュス。ロドルフォはミミを仲間たちに紹介する。そこにマルチェッロの昔の恋人ムゼッタが、金持ちの老人と連れ立って登場。昔の恋人の気を惹きたいムゼッタが自分の人気ぶりを歌うと、カフェの騒ぎも最高潮に達する。ムゼッタはマルチェッロたちと合流。勘定は老人払いにしてしまう。

第3幕

パリ郊外の居酒屋前。マルチェッロを訪ねたミミが「ロドルフォが嫉妬深いので別れるしかない」と訴える。だがロドルフォの本意は「貧しい我が身では薬も買えない」と、不治の病にかかったミミを案じての別れだった。ロドルフォはミミと回想に浸り、マルチェッロはムゼッタの浮気を罵りつつ、2組のカップルは共に別れへ…。

第4幕

男たちは再び屋根裏部屋の共同生活へ。一同陽気に騒いでいると、ムゼッタが体の弱ったミミを連れてくる。抱きかかえて部屋に上げ、皆は治療のための工面を図る。ロドルフォとミミは最初の出会いに思いを馳せるが、ミミは咳の発作に襲われ、皆が戻った後に息を引き取る。

作品解説・あらすじ概要執筆:香原斗志(音楽評論家)

キャスト&スタッフ

  • ケリー=リン・ウィルソン

    Keri-Lynn Wilson

    《指揮》

     

    ケリー=リン・ウィルソン

    Keri-Lynn Wilson

    《指揮》

    テンポをしっかり守りながら切れ味のいい表現で音楽に命を吹き込む指揮者。1967年に生まれ、ウクライナ系の住人(当人もその1人)が多いカナダのウィニベクで育った。幼少期からフルート、ピアノ、ヴァイオリンを学ぶ。ジュリアード音楽院在学中に指揮者を目指し、フルートと指揮で学位を取得。世界の主要歌劇場の常連で、2014年 には新国立劇場で《蝶々夫人》を指揮した。METデビューは22-23シーズンの《ムツェンスク郡のマクベス夫人 》。LV初登場。

  • フランコ・ゼッフィレッリ

    Franco Zeffirelli

    《演出》

     

    フランコ・ゼッフィレッリ

    Franco Zeffirelli

    《演出》

    徹底したリアリズムに依拠した壮大で豪華絢爛な舞台で一世を風靡した演出家兼映画監督。1923年にフィレンツェで生まれ、ルキーノ・ヴィスコンティのスタッフとして映画に携わり、オペラに進出した。世界の主要歌劇場で演出を手がけ、その際、美術や衣装から小道具まで自身でデザインし、ごく細部まで本物志向を貫いた。その結果、METの《ラ・ボエーム》の舞台も50年近くを経てまったく古びず、大きな拍手を浴び続けている。2019年死去。

  • ジュリアナ・グリゴリアン

    Juliana Grigoryan

    《ミミ》

     

    ジュリアナ・グリゴリアン

    Juliana Grigoryan

    《ミミ》

    ソプラノ

    芯がある叙情的な声をどこまでも柔軟に操り、旋律に多彩な感情を帯びさせるソプラノ。アルメニアのエレバンで生まれ、エレバン国立音楽院で学んだ。2022年、P・ドミンゴ主宰の「オペラリア」で最優秀賞と聴衆賞を受賞し、たちまちミラノ・スカラ座など主要劇場に進出。リッカルド・ムーティにも見初められた。22-23シーズンはMETのリンデマン・ヤングアーティスト養成プログラムに参加。24年の《トゥーランドット》リュー役でMETデビューした

  • フレディ・デ・トマーゾ

    Freddie De Tommaso

    《ロドルフォ》

     

    フレディ・デ・トマーゾ

    Freddie De Tommaso

    《ロドルフォ》

    テノール

    イタリア伝統の強く輝かしい声とやわらかい表現が併存する本格ドラマティック・テノール。1993年 、イタリア人の父と英国人の母のもと英国に生まれた。王立音楽院在籍中にバリトンからテノールへ転向。2018年、ビニャス国際声楽コンクール第1位などで一躍注目された。21年には英国ロイヤル・オペラで、同劇場史上最年少でカヴァラドッシ役を歌い熱狂的に迎えられた。デッカと専属契約。LV24-25では《トスカ》で圧巻のカヴァラドッシを聴かせた。

  • ハイディ・ストーバー

    Heidi Stober

    《ムゼッタ》

     

    ハイディ・ストーバー

    Heidi Stober

    《ムゼッタ》

    ソプラノ

    声を自然に弾ませ、安定的にコロラトゥーラを歌えるソプラノ。1978年、米ウィスコンシン州生まれ。合唱指導を目指すが、ローレンス大学でオペラに目覚める。2001年、《夢遊病の娘》リーザ役でオペラデビュー。08年からベルリン・ドイツ・オペラに所属し、バロックから現代までの幅広い役で経験を重ねた。23年には兵庫芸術文化センターでの佐渡裕芸術監督プロデュース 《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・エルヴィーラ役で来日。METデビューは11年の《ヘンゼルとグレーテル》。

  • ルーカス・ミーチェム

    Lucas Meachem

    《マルチェッロ》

     

    ルーカス・ミーチェム

    Lucas Meachem

    《マルチェッロ》

    バリトン

    叙情的な声を美しく端正に響かせるバリトン。格調高い歌い口が魅力で、品位を保ったまま複雑な性格表現もこなす。1978年、米ノースカロライナ州ローリーで生まれ、2004から05年にかけ、サンフランシスコ歌劇場の若手育成プログラムに参加。直後の06年、METのスター歌手だったS・グラハムに見出され 、シカゴ・リリック・オペラに出演。07 年に《戦争と平和》でMETデビューした。LVは 17-18の《ラ・ボエーム》マルチェッロ役のほか、23-24《蝶々夫人》など出演多数。

  • ショーン・マイケル・プラム

    Sean Michael Plumb

    《ショナール》

     

    ショーン・マイケル・プラム

    Sean Michael Plumb

    《ショナール》

    バリトン

    滑らかで艶のある豊かな声に叙情性を漂わせながら、情熱的に歌えるバリトン。米ニューヨーク州生まれ。カーティス音楽院で学び、2016年、ホワイトハウスの式典で大統領芸術奨学生として表彰される。この年、METナショナル・カウンシル・オーディションの大賞をはじめ、各種の賞を受賞。ザルツブルク音楽祭若手歌手プロジェクトのメンバーにもなり、一気に世界的な歌劇場に進出した。22年の《ナクソス島のアリアドネ》でMETおよびLVデビュー 。

  • パク・ジョンミン

    Jongmin Park

    《コルリーネ》

     

    パク・ジョンミン

    Jongmin Park

    《コルリーネ》

    バス

    重厚な声で安定感ある歌を聴かせつつ、セクシーな瑞々しさも失われないバス。1986年、韓国ソウル生まれ。韓国芸術総合学校に続きミラノ・スカラ座研修所で学び、ハンブルク州立歌劇場、続いてウィーン国立歌劇場に所属し、多くの役を経験した。2011年、チャイコフスキー国際コンクール第1位、P・ドミンゴ主宰「オペラリア」でビルギット・ニルソン賞。スカラ座や英国ロイヤル・オペラなど一流歌劇場の常連。METデビューは19年の同役。

  • ブノア/アルチンドロ

    Donald Maxwell

    《ドナルド・マックスウェル》

     

    ブノア/アルチンドロ

    Donald Maxwell

    《ドナルド・マックスウェル》

    バリトン

    100を超えるレパートリーを誇り、経験にもとづく役の深みが比類ないバリトン。1948年にスコットランドのパースで生まれ、エディンバラ大学 で地理学を学ぶ。地理の教師を経て、スコティッシュ・オペラでデビューしたのは76年。以来、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場などの主要劇場で、主役から個性豊かな脇役まで多彩にこなしてきた。英国ロイヤル・オペラの常連で、METデビューは2008年の《連隊の娘》 。録音も多い。

プロフィール執筆:香原斗志(オペラ評論家)

上映劇場

  • ※下記は、METライブビューイング シーズン上映の上映劇場です。
  • ※座席指定券の発売スケジュールは各上映劇場にお問合せ下さい。
  • ※すべて日本語字幕付き。
地域 劇場名 TEL 上映開始時間(1日1回上映) 劇場Webサイト
北海道 札幌シネマフロンティア TEL:011-209-5400 上映開始時間:《夢遊病の娘》13:50 チケットを購入する
宮城 MOVIX仙台  TEL:050-6865-6205 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 11:45
11/22(土)~24(月・休) 12:50
11/25(火)~27(木) 11:50
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千葉 MOVIX柏の葉 TEL:​050-6865-3401 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金)~24(月・休) 11:45
11/25(火)~27(木) 12:40
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埼玉 MOVIXさいたま TEL:050-6865-4351 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 10:35
11/22(土)~24(月・休) 10:20
11/25(火)~27(木) 10:35
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埼玉 T・ジョイエミテラス所沢 TEL:04-2909-9250 上映開始時間:《夢遊病の娘》11:00 チケットを購入する
東京 東劇  TEL:03-3541-2711 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/26(水) 18:30
11/27(木) 17:45
11/28(金) 18:30
11/29(土) 11:00
11/30(日) 13:45
12/1(月) 18:30
12/2(火) 10:00
12/3(水) 18:30
12/4(木) 10:00
※12/5(金)以降の上映時間は決定し次第お知らせいたします。
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東京 新宿ピカデリー TEL:050-6861-3011 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:40
※11/22(土)のみ 10:45
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東京 MOVIX昭島 TEL:050-6861-0325 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:00 チケットを購入する
東京 109シネマズ二子玉川 TEL:0570-077-109 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 10:30
11/22(土)~24(月・休) 10:45
11/25(火)~27(木) 10:30
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東京 T・ジョイPRINCE品川 TEL:03-5421-1113 上映開始時間:《夢遊病の娘》11:10
※11/26(水)のみ 10:15
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神奈川 109シネマズ川崎 TEL:0570-007-109 上映開始時間:《夢遊病の娘》12:00 チケットを購入する
神奈川 横浜ブルク13 TEL:045-222-6222 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:55 チケットを購入する
神奈川 109シネマズ湘南 TEL:0570-016-109 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:40 チケットを購入する
愛知 ミッドランドスクエア シネマ  TEL:052-527-8808 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 13:05
11/22(土) 13:30
11/23(日) 13:05
11/24(月・休)・25(火) 13:20
11/26(水) 13:05
11/27(木) 12:55
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京都 MOVIX京都 TEL:050-6865-3125 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:00 チケットを購入する
大阪 大阪ステーションシティシネマ TEL:050-6861-8100 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:55 チケットを購入する
大阪 なんばパークスシネマ TEL:050-6864-7125 上映開始時間:《夢遊病の娘》19:25 チケットを購入する
兵庫 kino cinéma 神戸国際 TEL:078-230-3580 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 12:40
11/22(土)~26(水) 10:05
11/27(木) 10:35
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広島 109シネマズ広島 TEL:0570-002-109 上映開始時間:《夢遊病の娘》
11/21(金) 11:55
11/22(土)~24(月・休) 11:30
11/25(火)~27(木) 11:55
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福岡 kino cinéma天神 TEL:092-406-7805 上映開始時間:《夢遊病の娘》10:00 チケットを購入する
熊本 熊本ピカデリー TEL:050-6861-7645 上映開始時間:《夢遊病の娘》9:35 チケットを購入する

鑑賞料金

一般料金

3,700円(税込)

学生料金

2,500円(税込)

特別鑑賞
ムビチケカード3枚セット

9,600円(税込)

  • ※一回鑑賞券3枚セット ※《トリスタンとイゾルデ》のみ使用不可

ムビチケカードとは?

ネットで座席指定ができる通常料金よりお得な前売券!

  • 販売期間:2025年8月22日(金)~2026年7月22日(水)
  • 販売場所:各上映劇場歌舞伎座新橋演舞場大阪松竹座南座「メイジャー」「MOVIE WORKER STORE」にて販売!
  • [歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座はムビチケカードの購入時現金決済のみ。映画館での決済方法は、各映画館により異なります。]
  • ※ 「メイジャー」「MOVIE WORKER STORE」では、2026年7月10日(金)までの販売です
  • ※2025-26シーズンのみに使用可。※数量限定 ※ご購入当日にはご利用いただけませんので、事前にお買い求めください。※ご覧になる映画館の座席指定券との交換が必要です。※劇場窓口、自動券売機、インターネット(各上映映画館のHP)から座席指定が可能です。※一部、自動券売機、インターネットで座席指定できない劇場がございますのでご了承ください。
  • ◎詳しいご利用方法はムビチケウェブサイトの「ご利用ガイド」をご覧ください。
  • ○ムビチケカードに関するお問い合せ先:お問い合わせフォーム
 

全作品 利用可能

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METライブビューイング2025-26シーズン鑑賞済み座席指定券半券提示で300円割引! 半券1枚につきお一人様1回限り有効。   
  • ※劇場が異なるとリピーター割引がご利用できない場合がございます。
  • 通常料金より割引適用のされている鑑賞済み座席指定券・および各種ご招待券利用時の鑑賞済み半券は利用不可。

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