【演目】
一、人生双六
二、七十周年記念御礼 ご挨拶
三、八人の幽霊

上方喜劇の灯りを守り続け
泣いて、笑って、新喜劇　 夢を届けて、70年！！

劇団創立70周年記念公演決定！
乞うご期待！


一、人生双六

人の心の温かさが詰まった人情喜劇

　人生は双六のごとし…。
　運に見放され、どれほど努力をしても報われない人もいるもの。
　宇田信吉は、大阪に出て来たものの、就職先は倒産、持ち金も尽き、帰るにも帰れずにいたところ、同じく失業中の浜本啓一に出会う。浜本はたまたま拾った大金に心が揺らいでいたが、実直な宇田の真心に胸打たれ、その大金を落とし主に返す決心がつく。二人は再会を誓い、やがて五年の月日が流れる…。

　活躍目覚ましい若手劇団員から、主人公・宇田信吉役を藤山扇治郎、その友・浜本啓一役をＷキャストにて植栗芳樹と渋谷天笑というフレッシュな顔合わせで挑みます。松竹新喜劇裏表十八番の名作をお楽しみください。


二、七十周年御礼ご挨拶

　劇団創立70年。これまで支えてくださったすべての皆さまへ感謝を込めて、
渋谷天外はじめ、劇団員一同そろい、御礼のご挨拶を申し上げます。


三、八人の幽霊

幽霊話が織り成すまげもの爆笑喜劇

　東海道五十三次、水口の辺りを、弥次喜多ならぬちょっとおかしな二人組が東下りの旅をしていた。
　飯盛り女も加わり一休みするつもりで入った「つたや」という宿で、思いがけず耳に入った奇妙な噂･･･。なんでも「小松屋」という大きな宿屋に半年前に亡くなった、女主人の幽霊が出るらしい…。
　二人は偶然耳にしたこの幽霊話で一儲けを企みますが果たして…。

　いちばん賢いのは誰か？ 化かし化かされ、金に翻弄される人間模様を、面白おかしく描きます。悪巧みを図る、曽我廼家八十吉、曽我廼家寛太郎コンビが、思わぬ展開に巻き込まれていく様を、ユーモラスに演じます！！